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地域の歴史書「わがまち港北」最新刊が、港北図書館にも寄贈されました。

書籍「わがまち港北」シリーズの著者・平井さん、林さんが勤務する大倉精神文化研究所が入る大倉山記念館前で、港北図書館(菊名6)への寄贈に対する感謝状の贈呈式が行われた(12月9日)

書籍「わがまち港北」シリーズの著者・平井さん、林さんが勤務する大倉精神文化研究所が入る大倉山記念館前で、港北図書館(菊名6)への寄贈に対する感謝状の贈呈式が行われた(12月9日)

先月(2020年)11月27日に新発売された区内の歴史書「わがまち港北3」が、著者の郷土史研究家・平井誠二さん林宏美さんにより、今月12月9日午前、横浜市立港北図書館(菊名6)に寄贈されたことを受け、同図書館は平井さん、林さんに感謝状を贈呈

20年以上の記事の執筆を通じ、港北区内の歴史の継承、そして地域への普及を試みてきた平井さん、その後を継ぐ林さんの功績を称えました。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、贈呈式は、平井さん、林さんが勤務する公益財団法人大倉精神文化研究所(大倉山2)がある大倉山記念館(同)の建物前で実施。

「わがまち港北3」を寄贈した平井さん(右から2人目)と、青木館長(左から2人目)ほか港北図書館の皆さん

「わがまち港北3」を寄贈した平井さん(右から2人目)と、青木館長(左から2人目)ほか港北図書館の皆さん

港北図書館の青木邦男館長は、「お二人には、郷土資料収集地域の読書活動推進に大きく貢献いただき心から感謝したい。寄贈いただいた書籍は、大切な郷土資料として広く市民に閲覧してもらえるようにしたい。地域の歴史を共有していくために、これからもより連携を深めていければ」と謝意を表しながら、平井さん、林さんへの感謝状を手渡していました。

平井さんは、「書籍を通じて、地域の皆さんに港北区のことをいろいろ知ってもらい、楽しんでもらえれば。なかなかコロナ禍で出歩くことも控えなければならないこともあるので、空いた時間を本を“ちょっと”読む時間に充ててもらえるならば、本当に嬉しいですね」と、寄贈した理由、そして本の楽しみ方についても言及していました。

港北図書館から区内公立小中学校に贈呈される予定の「おすすめ本紹介カード」にも、「わがまち港北3」が登場する予定

港北図書館から区内公立小中学校に贈呈される予定の「おすすめ本紹介カード」にも、「わがまち港北3」が登場する予定

平井さんと林さんにより、「わがまち港北3」が港北区内の小中学校に寄贈されたことを受け、同図書館が今年10月に区内の公立小中学校に寄贈した、「おすすめ本」紹介メッセージボードに掲示することができる同書籍の紹介カードを各学校に送る計画とのことです。

同書籍は区内の主要書店で取り扱われているほか、初の全国的な流通も行われており、「各書店の皆様から、追加注文もいただき、大変嬉しく思っています。インターネットでも一部購入ができるので、遠方にお住まいの方は、正規のルート(公式サイト経由)で探してもらえたら」と平井さん。

もう一人の著者・林宏美さんも、感謝状の贈呈や「おすすめ本紹介カード」の区内学校への配布を喜んでいた

もう一人の著者・林宏美さんも、感謝状の贈呈や「おすすめ本紹介カード」の区内学校への配布を喜んでいた

書籍を通じて、「港北(こうほく)を好きになってもらいたい」と力強く語る平井さん、そしてその想いを継ぐ林さんの取り組みは、港北区内各地の歴史的資産の価値を高めるばかりでなく、それを語り継ぐ人の存在、歴史のありかを示す、貴重な“道しるべ”として認識されていくことになりそうです。

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【参考リンク】

書籍『わがまち港北』公式サイト(『わがまち港北』出版グループ~事務局:地域インターネット新聞社)

地方・小出版流通センター通信 No.1446(2020/12/23)(株式会社地方・小出版流通センター)※書籍「わがまち港北」について、全国への流通元として紹介。既刊の2冊についても「全然古くなっていない内容」と評している

港北図書館の案内(横浜市)※12月29日(火)から2021年1月3日(日)まで年末年始休館、同1月4日(月)は正午から開館予定とのこと

公益財団法人大倉精神文化研究所の公式サイト