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【港北区・地域インターネット新聞社との協働イベントのご案内】横浜市港北区役所(大豆戸町・栗田るみ区長)と、一般社団法人地域インターネット新聞社(西区北幸、橋本志真子代表理事)は、協働共催事業として、来たる(2020年)1月25日(土)・2月1日(土)・8日(土)の3回連続、9時から12時まで、講座「港北つなぎ塾~ワクワクする情報発信でつながろう」を、港北区役所4階で開催します。

いよいよ開催迫る!(2020年)1月25日(土)・2月1日(土)・8日(土)の3回講座「港北つなぎ塾~ワクワクする情報発信でつながろう」の案内チラシ

いよいよ開催迫る!(2020年)1月25日(土)・2月1日(土)・8日(土)の3回講座「港北つなぎ塾~ワクワクする情報発信でつながろう」の案内チラシ

現在、受講者を募集している同イベントは、横浜市の全18区で行われている「地域づくり大学校」事業の一環として企画・実施。

今回は、約30人の募集のうち、5つの分野【A:自治会・町内会・地域団体】【B:子育て・教育】【C:シニアの地域活動】、地域貢献事業としての【D:ビジネス・起業】、そして、ノンジャンル【E:港北区の魅力発信】ごとに参加者を募集。それぞれのジャンルにアドバイザーを招へい、アドバイスを交えながら、それぞれのジャンルが今後港北区内外にどのように情報発信をしていくべきかのディスカッションも行っていく予定です。

まずは、【E:港北区の魅力発信】ジャンルのゲストとして招いているのが、“港北区随一(ずいいち)”の郷土史研究家として知られる平井誠二さん

年始早々の(2020年)1月5日に行われた港北区新年賀詞交換会(同実行委員会主催)でも港北区民表彰を受けた平井さんは、「出身は岡山県倉敷市。住まいは緑区。港北区には1度も住んだことはありません」と、今回の受賞の席でも、多くの人に気遣いながら、言葉を選び語ります。

「港北区の魅力発信」ジャンルのアドバイザー・平井誠二さん(左)は、今年(2020年)の港北区新年賀詞交換会で港北区民表彰を受けた。栗田るみ港北区長と(1月5日)

「港北区の魅力発信」ジャンルのアドバイザー・平井誠二さん(左)は、今年(2020年)の港北区新年賀詞交換会で港北区民表彰を受けた。栗田るみ港北区長と(1月5日)

しかし、平井さんが住まう緑区も、1969(昭和44)年10月に成立する前までは旧「港北区」

1987(昭和62)年4月から公益財団法人大倉精神文化研究所(大倉山2)の研究員として勤務、2017(平成29)年4月には所長に就任。地域の歴史・文化の保存・発展に貢献する研究活動を行うばかりでなく、1999(平成11)年からは港北区発行の情報紙「楽・遊・学」に連載された「シリーズ わがまち港北」で、港北区内各地の郷土史や地域の文化・伝承などについても執筆。

昨年(2019)年の港北区制80周年を機に作成されている、港北区内の歴史的映像を記録し番組制作を行う「わがまち港北映像プロジェクト」にも協力。出演者の人選を担当するなど、「港北区の歴史を知る人は、平井先生ほどの人はいない」(区内事情に詳しい関係者)と言わしめるほどに、区内の歴史・文化研究ジャンルにおけるさまざまなシーンでの活躍を続けています。

1987(昭和62)年4月から公益財団法人大倉精神文化研究所(大倉山2)の研究員として勤務、2017年4月には所長に。港北区の歴史・文化の研究や継承に尽力してきた(2019年10月29日、同研究所)

1987(昭和62)年4月から公益財団法人大倉精神文化研究所(大倉山2)の研究員として勤務、2017年4月には所長に。港北区の歴史・文化の研究や継承に尽力してきた(2019年10月29日、同研究所)

特に、同研究所がある大倉山周辺地域での大倉山秋の芸術祭実行委員としての活動をはじめ、大倉山公園愛護会鶴見川舟運復活プロジェクト港北図書館友の会など、数多くの地域のグループ・団体の活動に参加。地域の実情を肌身で感じる日々を重ねてきたとこれまでの歩みを振り返ります。

平井さんは、「大倉精神文化研究所は、公益財団法人。目的の一つに“地域貢献”があり、地域の皆様のお役に立てることをすることが大切なんです」と、“港北つなぎ塾”の活動にも協力することを決断したと説明。

港北区については、「人口が35万人を越え、まさに多彩な“人財”、超一流のプロフェッショナルの方々が、地域活動にも実に“気軽に”関わっていて、本当にすごいなぁと感じます。そういった方々と出会い、接していくことは、本当に面白い。面白くないとつながらないのです」と、人々との出会いを日々楽しいと感じることこそが、地域活動の源泉になっていると語ります。

1940(昭和15)年に、幻のオリンピックがあった?平井さんは、今月(2020年)1月26日(日)13時から港北図書館で開催される「1940年、幻の東京オリンピックと横浜」講演会で講師として登壇する

1940(昭和15)年に、幻のオリンピックがあった?平井さんは、今月(2020年)1月26日(日)13時から港北図書館で開催される「1940年、幻の東京オリンピックと横浜」講演会で講師として登壇する

平井さんが何かをやりますかと聞かれ、行動に移す基準は「自分がまずは楽しめること」。

特に、音楽、映像、そして歴史など、それぞれの分野が「縦割り」の傾向も実際はあることもあり、さまざまなジャンルで活動することで、「意外と、関わってみると面白いと感じます」と、ジャンルや分野を超えた交流についてもぜひトライしてもらいたいと推奨します。

自分が活動を楽しむことで、その想いが周囲につたわり、また少しでも周りの人々に役に立てると実感できる。また出逢った人々にも「楽しんでもらえる」と感じられるような活動を行っているものの、「自分を含め、多くの人々は“受け身”になってしまうシーンも多いのではないでしょうか。しかし、“裏方”も楽しいと思わねば。自ら楽しいことに挑戦することで、地域の楽しい情報、珍しい情報も共有し、魅力も発信できるのではないでしょうか」と、自らの経験も踏まえ、多く運営側の人材不足や世代交代といった問題をも抱えている地域活動についてのアドバイスを行っていく予定です。

港北区の新たな魅力:テーマ「区内の意外な魅力を探り、どう発信していくか」

港北区には、日本を代表するスポーツやエンターテインメントの場として、日産スタジアム(小机町)や横浜アリーナ(新横浜3)があり、観光地としての新横浜ラーメン博物館(新横浜2)も含め、東海道新幹線の主要駅も抱える新横浜は、全国的に高い知名度を持っています。

平井さんが勤務する大倉精神文化研究所がある大倉山記念館(大倉山2)も、港北区の魅力あふれる重要スポットの1つ

平井さんが勤務する大倉精神文化研究所がある大倉山記念館(大倉山2)も、港北区の魅力あふれる重要スポットの1つ

また、慶應義塾大学のキャンパスをはじめとした文教施設が多い日吉や、再開発と新駅開業注目される綱島、閑静な住宅地として評価が高い大倉山、交通の要衝である菊名、著名なものづくり企業が集積する新羽など、主要な鉄道駅のあるエリアだけでも語りつくせないほどの特徴や魅力を持っています。

今回行われるワークショップでは、これまでに広く知られている港北区の魅力だけでなく、ある地域に住む人や詳しい人しか知らないような、「同じ区内でも意外に知られていない魅力や見どころ、メリット」を議論し、その魅力をどうやって伝えていくか――、その「情報発信方法」を学ぶ内容としていきます。また、「港北つなぎ塾」のサイトでも発信することを予定しています。

港北区や地域の歴史や事情に詳しい方、地域の魅力発掘や発信に関心のある方、また地域に関心がある方であれば、どなたでもエントリーが可能です。ぜひご参加をお待ちしています。

<アドバイザー略歴(自己紹介)>

平井誠二さん:1956年9月、岡山県倉敷市生まれ。中央大学大学院博士後期課程満期退学。1987年4月大倉精神文化研究所研究員(1993年から常勤)。2017年4月同研究所所長(現在に至る)。東京在住を経て緑区在住。趣味は地域活動。港北映像プロジェクトや港北ふるさと映像祭実行委員会、芹沢銈介緞帳プロジェクトなどにも参画。マンションの隙間から見える富士山が好き。大倉山記念館の塔の屋根上にのぼって、富士山の写真を撮ったのが自慢。

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【告知】「港北つなぎ塾~ワクワクする情報発信でつながろう」を港北区と開催します(2019年12月17日)

<来年完成>歴史伝える映像作品に金子清隆さんが登場、新横浜を熱く語る(2019年8月28日)※「わがまち港北映像プロジェクト」について

大倉山の「夢まちづくり」映像が完成、10周年迎える活動に込めた想い(2019年3月8日)※映像の「街づくり編」を平井さんが監修

恒例の公開講座「大倉山講演会」、実業家の社会貢献テーマに3/17(土)から全4回(2018年3月13日)※平井さんが登壇した講演会

【港北つなぎ塾・ジャンル紹介】自治会・町内会・地域団体~小泉亨さん(樽町連合町内会)(2020年1月15日)※リンク追記

【参考リンク】

港北つなぎ塾2020公式サイト

港北つなぎ塾2020ジャンル紹介 ※2020年1月13日掲載(リンク追記)

港北つなぎ塾2020Twitter

令和元年度「港北つなぎ塾」(横浜市港北区のサイト)※申込先・定員は30名を予定

「港北つなぎ塾2020」のご案内~2020年1月25日(土)・2月1日(土)・2月8日(土)(一般社団法人地域インターネット新聞社公式サイト)※イベント詳細

平井さんの著作「わがまち港北」の紹介サイト