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20年の歴史を持つ鶴見川流域の自然や防災を学ぶ講座の運営を、地域の一企業の立場で支え応援してみませんか。

横浜市港北区役所(大豆戸町、漆原順一区長)は、区内の小学校を対象に、授業の中で鶴見川流域の自然環境と防災などについて学習する体験型講座として行う「港北水と緑の学校」の事業を応援するスポンサー企業を、今月(2024年)3月29日(金)まで募集しています。

鶴見川での魚とりや生きもの観察を小学校の授業として20年にわたり実施してきた(横浜市による広告募集案内資料)

鶴見川での魚とりや生きもの観察を小学校の授業として20年にわたり実施してきた(横浜市による広告募集案内資料)

事業は2004(平成16)年からスタートしちょうど20年。

小学校での授業は、「詳しい民間事業者を講師とし、鶴見川での魚とりや生きもの観察などを行うことで、自然環境を大切にする心を養う」というもの。

かつて暴れ川と呼ばれた鶴見川の流域における治水対策も学び、小学生が地球温暖化対策についても考える機会となっています。

また、年度末(毎年2月頃)には、小学生が講座で学習した成果を発表する展示会を開催することで、地域における環境防災や地球温暖化対策の意識向上につなげるという社会的な役割や意義も果たす、子どもたちのみならず「地域」にとっても重要な事業としても知られているものです。

授業は、区内に26校ある小学校のうち希望する学校で行われており、約1千人の児童(3~5年生が多数)が受講。

「近年では15校~16校程度の実施が見られます」と港北区区政推進課の担当者は語ります。

自然環境を大切にする心を養うばかりでなく、かつて「暴れ川」と呼ばれた鶴見川の流域における治水対策も学び、小学生が地球温暖化対策についても考える貴重な機会となっている(同)

自然環境を大切にする心を養うばかりでなく、かつて「暴れ川」と呼ばれた鶴見川の流域における治水対策も学び、小学生が地球温暖化対策についても考える貴重な機会となっている(同)

今回、事業の開始が20年に達したことを受け、地域社会での認知も広がってきているとの判断から、2024年度の実施にあたり初めての協賛募集に至っています。

募集口数は1口1万円計50口(複数口数のお申込みも可)まで。期間は今年5月から来年(2025年)3月までとなっています。

港北区サイトの同事業のページ内に協賛企業名(バナー)を掲載し、企業サイトへのリンクを貼るほか、1万1千以上のフォロワー数を数える「港北区役所」のX(旧ツイッター)で企業名を紹介(1回)。

サイトやXへの掲載にあわせて「記者発表」を行い、企業名(ロゴ)を掲載(5月)するほか、来年(2025年)2月から3月まで実施予定の展示会で、協賛企業の紹介コーナーで掲してのPRを行うとのことです。

鶴見川流域センターでの展示の様子。この2017(平成29)年の実施時には港北区内の18校が参加していた(鶴見川流域ネットワーキングのFacebookページ)

鶴見川流域センターでの展示の様子。この2017(平成29)年の実施時には港北区内の18校が参加していた(鶴見川流域ネットワーキングのFacebookページ)

なお、展示会の来場者数の統計はないとのことですが、「港北区民の親子連れ」が多数としており、会場となる地域防災施設鶴見川流域センター(小机町)では、今年度は(2024年)2月1日から19日まで展示会を開催(火曜日のみ休館)。

トレッサ横浜(師岡町)でも毎年実施されており、同2月23日から28日まで、南棟2階グルメブリッジで開催。

施設全体での来館者平均は1日あたり3万人、土日祝で6万~6万5千人とのことです。

「トレッサ横浜」での過去開催時(横浜市による広告募集案内資料)

「トレッサ横浜」での過去開催時(横浜市による広告募集案内資料)

なお、掲載にあたっては、「横浜市広告掲載要綱」「横浜市広告掲載基準その他の広告関連規程」の遵守が必要となっており、4月15日(月)までに掲載用バナーや企業サイトのアドレス、記者発表用のロゴを提出し、審査を受けることが必要です。

展示会用のロゴについては12月20日(金)までに審査を完了したものを提出する流れとなります。

広告代理店(事業に応募する企業の審査要)からの応募を受け付けているほか、協賛企業自らの申し込みも可能となっています。

「区内近郊で働く皆さんの中には、自分が子どもだった頃に受講した、という方も多くいらっしゃるかもしれません。地域にとって大切な自然や環境を子どもたちが存分に学べるよう、当事業へのご支援・ご協力をお願いします」と、同担当者は、港北区内や近郊の企業からのエントリーを広く呼び掛けています。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

港北水と緑の学校(港北区役所区政推進課企画調整係)

「令和6年度港北水と緑の学校」の広告協賛者募集PDFファイル、港北区区政推進課~横浜市政策局のページ)