新横浜駅から港北インターや川向南耕地方面へのバス本数が4月から再び減ることになりました。
来月(2024年)4月1日(月)に行われる横浜市交通局のバスを対象としたダイヤ改正で、新横浜駅を発着する都筑区川向(かわむこう)町・東方(ひがしかた)町方面へ向かう路線がまた再編され、行先や運転本数が変わります。
再開発による物流倉庫群の至近に新設されたバス停「川向南耕地」を循環する形で、1時間に1本の間隔で運転されている「96系統」(新横浜駅前~川向南耕地~新横浜駅前※朝夕は新羽駅乗り入れ)は、今回の改正で循環運行を取り止め新羽駅行に統一。
平日は1日あたり11往復に減らされ、平日昼間に加え土曜日と休日の運行がなくなります。
一方、都筑区内の路線再編で平日1日1往復のみの運行となっていた「300系統」(新横浜駅前~新開橋~仲町台駅)については、平日が8往復、土・休日は3往復に増便のうえ川向南耕地を経由する形に変更となりました。
新横浜駅前で見ると、横浜労災病院前や日産スタジアム前、港北インター、川向南耕地方面のバスは、96系統と300系統をあわせて平日は19本が確保されたため、現在と本数は大きくは変わりません。
一方、土・休日には現在は1時間に1本の割合で運転されている96系統の運行がなくなるため、300系統の3本のみとなりました。
なお、横浜労災病院前に近い「鳥山大橋」や日産スタジアム前までは、新横浜駅前と綱島駅を結ぶ東急バスの「綱72」系統も1時間に1本から2本の割合で運行されています。
300系統と96系統の新横浜駅前における新たな時刻表は次の通りです。
▼300系統(新横浜駅前~横浜労災病院前~日産スタジアム前~港北インター~川向南耕地~新開橋~仲町台駅)
- 新横浜駅前発:平日は1時間1本程度、9時・12時・15時台の運転無し。土休日は1日3本のみ
▼96系統(新横浜駅前~横浜労災病院前~日産スタジアム前~港北インター~川向南耕地~新開橋~大熊町~新羽駅)
- 新横浜駅前発:平日のみ11本、9時~15時の運転無し(土休日の運転無し)
▼(参考)東急バス「綱72」系統(新横浜駅前~鳥山大橋~日産スタジアム前~綱島駅)
- 新横浜駅前発:1時間に1~2本(横浜労災病院に近い「鳥山大橋」と「日産スタジアム前」へのアクセスが可能)
今回のダイヤ改正は、運転手の労働時間に関する基準が変更され、乗務員が不足することにともなうもの。昨年(2023年)1月4日の路線再編時にも新横浜駅から川向町・東方町方面行の減便が行われていますが、今年のダイヤ改正でも影響が及ぶことになりました。
なお、都筑区の路線では、仲町台駅から東方町の丘の上にある「都田(つだ)地区センター・ケアプラザ」(2022年6月開所)などをワゴン車で巡回する「600系統」を実証実験として運行していましたが、市が定めた利用者数の目安(1日170人)に達することができず、3月31日(日)で運行を終えることになっています。
【関連記事】
・<横浜市営バス>人員不足で3%減便、港北区内は39・41・96系統などに影響(2024年3月17日、今回のダイヤ改正について)
・【過去記事】東方町や折本町で「ワゴン車」バス実験運行、減便が続く赤字路線を補完(2022年12月27日、4月の改正で運行終了となる)
・【過去記事】市バスが1月4日改正、新横浜発「300系統」を分割、新羽~中山「28系統」新設(2022年12月8日、昨年1月の再編時)
【参考リンク】
・「令和6年4月1日実施 ダイヤ改正について」(横浜市交通局)
・2024年3月31日終了「市営バス 600系統(仲町台駅~都田地区センター・ケアプラザ~仲町台駅)の運行について」(横浜市交通局)