過去最多の114会場が参加、「コロナ禍」に負けじと動画配信やキッズ企画にもチャレンジします。
港北区内の庭や花壇を巡る毎年恒例のイベント「第9回港北オープンガーデン」(同運営委員会・港北区役所主催、事務局:港北区区政推進課=大豆戸町)は、来週(2021年)4月12日(月)から5月23日(日)までの10時から16時に開催されるイベントの会場や開催内容の詳細を発表。
昨年(2020年)に行われる予定だった第8回が中止となったこともあり、開催方法についても「新型コロナウイルス感染拡大防止」の要素を盛り込み、「現地」での会場公開に加え、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」を活用した「港北オープンガーデンYouTubeチャンネル」での動画配信もあわせ行われることになりました。
今回、1カ月半近い長期間で開催される理由は、「密を避ける」ためとされており、また会場により公開日時が異なる予定となっていることから、パンフレットに記載された日時を確認の上訪問することが必要となりそうです。
また、実際に見学することができる区内 111 カ所の会場では、原則「庭の外からの見学」に限定しており、マスクを着用し、パンフレットを持参しての訪問を呼び掛けています。
また、初の動画配信「おうちでガーデン散策」については、4月中旬時期からの撮影後、区内 94 か所(3カ所は動画配信のみ)の参加会場の様子を順次公開をしていく予定とのこと。
横浜市は、「東京2020オリンピック競技大会(東京2020五輪)」における英国代表チームの事前キャンプ地になっていることから、英国のホストタウンに登録されており、今回のYouTubeチャンネルでは英国と横浜をつなぐ親善大使「ひつじのショーン」とのコラボレーション動画として、ショーンが庭や花壇を訪問する企画も行われます。
子ども向け「ぬり絵」「パズル」のチャレンジ企画も
また、2つの子ども向け「チャレンジ」企画も予定されており、1つ目の「パズルにチャレンジ」では、同企画のリーフレットを持って、現地公開している会場を訪問し、ヒントがある会場(パンフレットで確認可)に掲示されているAからGまでの7種類のヒントを頼りにパズルを完成させると、キーワードがわかるというもの。
キーワードをイベント開催期間中に確認、5月30日(日)までの応募期間中に、港北区のホームページからエントリーした人の中から、抽選で50人に「ひつじのショーン」グッズ(抱っこちゃん・ステッカー)をプレゼントする予定(商品は変更の可能性もあり)とのことです。
もう1つの「ぬりえにチャレンジ」企画では、YouTube チャンネルで配信された庭・花壇の動画に出てくるヒントをもとに色を塗っていくと、ぬり絵が完成するという内容。
「何の絵が完成するかはお楽しみに」(区担当者)とのことで、動画を楽しみながら、密を避けつつ子どもたちがオープンガーデンならではの企画を楽しむことができそうです。
「コロナ禍」を乗り越えての2年ぶりの実施となるばかりでなく、横浜市では瀬谷区で2027年3月から開催される予定の世界的な大型イベント「国際園芸博覧会」のアピールにも力を入れており、公式サイトも3月中に開設されたばかり。
「花と緑」の世界の一大イベントにもつながる地域イベント開催の事例としても、地域まちづくり関係者らからのさらなる注目や話題を集めていくことにもなりそうです。
【関連記事】
・2年内に日吉・綱島の沿線化、2027年の「国際園芸博」で公式サイト(横浜日吉新聞、2021年3月30日)
・「港北オープンガーデン」が新チャレンジで来春復活、11/30(月)まで会場募集(2020年10月26日)
【参考リンク】
・港北オープンガーデン(横浜市港北区役所)※開催概要やYouTubeチャンネルへのリンク有、パンフレットやリーフレットのPDFのダウンロードも