港北区の「まちの代表」13人が、年度初の「顔合わせ」をようやく実現することができました。
横浜市港北区内の13エリアごとに組織されている「連合町内会」の代表者が集う港北区連合町内会の「顔合わせ会」が、きのう(2020年)6月22日14時から、港北区役所(大豆戸町)で行われました。
港北区には、地域住民による「自治会・町内会」が140以上も存在。それらは、樽町、菊名、師岡、大倉山、篠原、城郷、新羽、新吉田など13の地区ごとに「連合町内会」として組織されています。
その地区の代表者としての、各地区の連合町内会長が、原則月に1度(8月を除き)集う「定例会」(区連会)がこれまで開催されてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、今年(2020年)3月から5月まで開催を中止していました。
地域の代表者として地区相互のコミュニケーションをはかり、また横浜市や港北区と地域とをつなぐ重要な役割を担ってきた「定例会」。
初めて連合町内会長に就任した、樽町連合町内会の小泉亨会長、師岡地区連合町内会の金子清行(せいこう)会長、城郷地区連合町内会の牧義一会長、新吉田連合町内会の末永佑己(ゆうき)会長の4名の新会長が初参加したほか、小林辰雄前会長の辞任にともなう港北区連合町内会長の選出も行われ、篠原地区連合自治会の川島武俊会長(前副会長)が新会長に就任。
副会長には新吉田あすなろ連合町内会の関治美会長、会計には日吉地区連合町内会の小島清会長、監事には高田町連合町内会の宮田寿雄会長がそれぞれ選出され、「港北区の顔」となる新4役が出そろいました。
地域まちづくりの関係者が集う「定例会」は、時に警察や消防など関係機関の担当者らも含めると50人以上が集う「三密(密集)の場」になりかねないことから、今月は、地区会長らの要望も受け、区役所関係者のみが参加しての“顔合わせ会”として実施されたもの。
結局、3カ月分の定例会の休会「ブランク」を埋める意味合いもあったためか、2時間近い長時間での開催となったものの、まずは、各地区の代表がようやく集うことができたことへの安堵(あんど)と、“初顔合わせ”らしいほどよい緊張感も漂うひとときとなっていたようです。
港北区連合町内会長に就任した川島会長は、港北防犯協会の会長や篠原地区社会福祉協議会の事務局長としても活躍してきたことが地域内外でも広く知られています。
新たに就任した4連合町内会長も交えての、川島会長を中心とした「新体制」による、ポストコロナ時代を見据(す)えた「地域まちづくり」の新たなチャレンジに、各地域エリアからの熱き視線が注がれていきそうです。
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・<わがまち篠原>最多の20団体が成果を披露、“横のつながり”の大切さ訴え(2019年3月18日)※港北区連合町内会長に就任した川島武俊会長に関する記事
・樽町からIT活かした街づくりを、50代現役サラリーマンが連合町内会長に就任(横浜日吉新聞、2020年6月9日) ※2019年、2020年に開催された「港北つなぎ塾」でも登壇者、アドバイザーとして活躍
【参考リンク】
・地区連合町内会エリア図(港北区連合町内会のサイト)※各連合町内会・自治会町内会サイトへの一部リンクあり