今年も、港北区13エリアの「まちの代表」が初顔合わせ――大倉山と新羽地区に「新チャレンジ」への想い抱く新会長が誕生しました。
横浜市港北区の13地区からなる「港北区連合町内会」(川島武俊会長)は、新年度(令和3年度=2021年4月~2022年3月)としては最初となる月例の「定例会」を、先週(2021年)4月22日(木)に港北区役所で開催。
新型コロナウイルス感染症対策としての「3密」回避のため、通常よりも参加人数を縮小して行いました。
区内の13エリアごとに組織されている「連合町内会」の代表者が集うこの会合ですが、今年度は、新たに大倉山地区と新羽地区で新会長が就任。
「大倉山地区連合町会」会長に就いたのは、太尾宮前町会(大倉山2・5丁目、太尾神社や歓成院周辺一帯)で15年間会長を務めてきた秋本健一さん。太尾小学校(大倉山7)の学校運営協議会会長、また同小学校の地域防災拠点運営委員会本部長としても活躍しています。
今年2月には、総務省消防庁から、同委員会が「第25回防災まちづくり大賞」の最上位賞(3団体が受賞)となる総務大臣賞を初めて受賞、「一人ひとりの顔が見える、絆(きずな)を大切にする地域まちづくりを行っていきたい」と、特に“防災”、そして“減災”を目標に掲げ、活動を行っていきたいと語ります。
「新羽町連合町内会」会長に就任した、新羽町中央町内会(新羽駅の周辺から港北産業道路沿いにゴルフ練習場の付近にいたる一帯)で5年間会長を務めてきた尾出清和さんは、「新羽は交通至便な街」と、その利便性について言及します。
横浜市営地下鉄ブルーラインの駅が北新横浜駅と新羽駅と2つ、首都高速道路「横浜北線(通称:きたせん)」からもアクセスしやすくなったことで、新羽町は、良好な交通アクセスから、「新しい住民や企業が増えている状況が続きます」と、特に新たに流入してくる人々に対しての「情報発信」を行っていきたいと意気込みます。
学校を中心にした「防災まちづくり」で、若い世代にも積極的に地域まちづくりへの参加の必要性を呼び掛けている秋本さん、農地や丘陵地帯といった自然にも恵まれた環境を大切にしながら「住んでいてよかったという街にしたい」との想いを語る尾出さん。
より“若さあふれる”価値観を持ち、実行している新会長2人が、港北区の「13人の代表者」に加わったことで、さらなる新チャレンジが求められる人口増加中の港北区の行政施策にどういった影響を与えていくのかに注目が集まりそうです。
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・<港北区連合町内会>公式サイトを全面刷新、スマホ対応し街の話題もタイムリーに(2020年10月1日)
【参考リンク】
・港北区連合町内会公式サイト ※2020年10月リニューアル
・大倉山地区連合町会の紹介(同)
・新羽町連合町内会の紹介(同)