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港北区はこのほど、2012年以来4年ぶりとなる「区民意識調査」を行い、18歳以上の区民2215件の回答結果を公開しました。それによると、満足している公共サービスとして7割近くが「バス・地下鉄などの便」をあげましたが、充実すべき公共サービスとして「道路や歩道の整備」を求めた回答が47.1%でトップとなり、鉄道やバスの利便性と比較し、生活に根差した道路環境や駅前整備が課題となっていることが浮き彫りとなりました。

居住地域別に見た回答者の割合(調査結果より)

調査は昨年(2016年)12月1日から今年(2017年)1月10日までの間に無作為抽出した18歳以上の区民宅5000軒に質問票を郵送し、郵便やインターネットを通じて回答を得られた1715件(有効回答率34.3%)と、大手Web会社の登録モニターの中から抽出して回答を依頼したという500件を合わせた2215件で行われています。

回答者は男性が46.0%で女性が53.8%。年代でもっとも多かったのが「70歳代以上」の21.0%で、「30歳代」の20.6%と「40歳代」の18.6%が続きます。

居住地域別に見た回答者の割合は、

  • 日吉地区(下田町・日吉・日吉本町・箕輪町=中心駅:日吉):20.0%
  • 菊名地区(菊名1丁目~3丁目・篠原町・篠原台町・篠原東・篠原西町・仲手原・富士塚=中心駅:妙蓮寺):12.4%
  • 篠原地区(菊名4丁目~7丁目・篠原北・新横浜・錦が丘・大豆戸町=中心駅:菊名または新横浜):12.2%
  • 綱島地区(綱島上町・綱島台・綱島東・綱島西=中心駅:綱島):11.8%
  • 大倉山地区(大倉山1~7丁目=中心駅:大倉山):8.4%

がベスト5となっており、居住年数は「40年以上」が20.0%で、「10年以上~20年未満」が僅差の19.6%、「20年以上~30年未満」の14.0%がベスト3でした。

4年ごとの結果の推移。交通利便性から港北区の人口が増えているものの、道路や歩道、駅前環境の整備が追い付いていないことがうかがえる(横浜市のニュースリリースより)

「これからもずっと港北区内に住み続けようと思っていますか」との質問には、「住み続ける」(36.3%)と「たぶん住み続ける」(38.4%)を合わせ74.7%が今後も居住したいとの意向を示し、その理由(複数回答可)として、「交通が便利だから」が69.7%で圧倒的にトップとなり、「住んでいる場所に愛着を感じているから」の60.5%を上回りました。このほか「買い物に便利だから」(39.8%)や「治安が良いから」(30.3%)、「緑や自然が多いから」(27.1%)の声も目立っています。

「満足している公共サービス」(複数回答可)は何かを尋ねた設問でも、「バス・地下鉄などの便」が67.5%で圧倒的にトップ。「ごみの分別収集、リサイクル、ごみの不法投棄対策や街の美化」の41.1%や「身近な住民窓口サービス(証明書発行・各種手続きなど)」の31.9%を大きく引き離しました。

港北区内の東横線では駅周辺の環境整備が十分とは言えない駅が目立つ(妙蓮寺駅)

一方、「今後、充実すべきだと思うサービス」(複数回答可)を聞くと、「通勤・通学・買い物道路や歩道の整備」が47.1%で1位となり、「最寄り駅周辺の整備」の44.2%や「商店街の振興」の39.9%が続きます。

鉄道やバスの利便性は高くて満足しているものの、普段使う道路・歩道や駅前環境の整備が不十分だと見る人が多い様子です。なお、同じ道路でも「幹線道路や高速道路の整備」については31.5%が満足していると回答しており、横浜市が生活道路や駅前の整備にまで追い付けていないことがうかがえます。

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【参考リンク】

平成28年度港北区区民意識調査結果報告(2017年4月発表、港北区)

平成28年度港北区区民意識調査」調査結果がまとまりました(2017年4月28日)

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