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港北区民の利用駅は綱島が突出している、大倉山も1日の乗降客数は5万5132人(2015年度)で多くはないが区民利用割合では3位につけた(区民意識調査より)

港北区民にもっとも利用されている駅は「綱島」でした。このほど港北区がまとめた4年ぶりの「区民意識調査」では、通勤・通学先や交通手段の利用頻度についても尋ねており、「普段最もよく利用する駅」として、乗降客数では多い日吉(17.6%)菊名(9.5%)を抜いて、綱島駅が24.3%でトップとなりました。

普段最もよく利用する駅名を尋ねた設問では、綱島がほぼ4人に1人の割合となり、他駅を引き離しています。東急電鉄の2015年度データによると、綱島駅の平均乗降客数は1日あたり10万459人

日吉駅の同27万1041人(東横線14万6201人+目黒線4万7901人+グリーンライン7万6939人=2015年度データ)や菊名駅の同19万544人(東急13万7195人+JR5万3349人=2015年度データ)と比べて綱島駅の乗降客数は大きく下回っているにもかかわらず、区民への調査では日吉や菊名の利用割合を上回りました。

綱島駅の1日あたりの乗降客数は10万459人(2015年度)

区内の新吉田や新羽、樽町、大曽根などのエリアから路線バスが多数乗り入れていることが背景にあるとみられます。

綱島駅は、国土交通省の調査でも、鉄道で移動する際に初めて乗る“初乗り駅”の定期券利用者数でも首都圏有数の多さとなっています。

港北区民の利用率で見ると、区を代表する駅は日吉や新横浜ではなく、綱島であるということが言えそうです。

【関連記事】

<国交省調査>綱島駅を“初乗り”とする定期券利用者は首都圏有数の多さ(横浜日吉新聞、2017年4月16日)

<港北区が4年ぶり意識調査>居住理由トップは交通利便性、道路や駅前環境は不満足(2017年5月4日、調査の詳細も掲載)

【参考リンク】

平成28年度港北区区民意識調査結果報告(2017年4月発表、港北区、12ページに掲載)

東急電鉄「2015年度乗降人員」

JR東日本「各駅の乗車人員 2015年度」(新横浜は72位、菊名は91位)

横浜市統計ポータルサイト「市営地下鉄など市内駅の乗降客数」