「中止」となった成人式のリベンジを――障害者の「20歳」を祝うトーク＆ライブイベントや写真撮影会などの催しが開かれます。
今週末（2021年5月29日（土）障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で開催される障害者や家族の成人を祝うイベント「私たちのあの頃、今、これから」の案内チラシ（横浜ラポール提供）
障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」（鳥山町、神山篤館長）は、今週末（2021年）5月29日（土）に、障害者や家族の成人を祝うイベント「私たちのあの頃、今、これから」を開催します。
横浜市が横浜アリーナ（新横浜3）でおこなう「成人の日を祝うつどい」に参加しにくい事情の方々とその保護者を対象とした新成人を祝うイベント「障害者の成人を祝うつどい」（障害児者の親の会など主催）を例年、横浜ラポールで開催してきましたが、今年は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け中止に。
そのため、「成人のお祝いができなかった障害のある方を主な対象として、『みんなの二十歳』をテーマに、障害のある方とご家族が楽しんで参加できる催しを開催できれば」（文化事業担当）と、今回のイベントの企画をおこなったといいます。
「成人おめでとう！の気持ちイベント」と銘打った今回の企画では、同日10時30分（10時10分開場）から11時30分まで、館内のラポールシアターにて、トークイベント「二十歳（はたち）をめぐるトーク」を開催予定。
フォトグラファー・後藤京子さんによる「Loveフォト撮影会」の案内チラシ（横浜ラポール提供）
横浜市障害児者を守る会連盟の坂田信子さんと、全国心臓病の子どもを守る会の江野澤璽さん、江野澤海音さんを招き、フリーアナウンサーの永井邦子さんが司会を担当。
障害のある子どもを育てた立場から、子の誕生から学校生活、社会に出る時や成人の時、「新型コロナ時代」の暮らしやこれからのことなど、生活に役立つ情報も織り交ぜてのトークを展開する予定とのことです。
続いて11時30分から12時までは、横浜生まれの若手シンガーソングライター・Ko-sei（亀井康生）さんによる弾き語りライブを行います。
「鉄道と話すことが大好き」だというKo-seiさんは、港北区ゆかりで区内のイベントにも多く出演。今回は二十歳をテーマにした楽曲も披露する予定です。
トークショーとライブの定員は150人、入場無料。事前申込制・先着順（メールほか）で受け付けています。
開催前後の5月20日（木）から30日（日）まで、「障がいのある子とそのご家族の写真展」が1階ロビーで開催されている（横浜ラポール提供）
また、同日10時から16時までは、イラストレーターの矢原由布子さんによる「似顔絵やさん」も“開店”。絵本作家としても活躍する矢原さんが「あなたの似顔絵」を描いてくれるとのことで、当日、先着順で受け付けるとのこと。参加費は1000円。
2階小会議室・ラポールボックスでも、障がいのある子や家族の写真を撮り続けてきたフォトグラファー・後藤京子さんによる「Loveフォト撮影会」を10時から16時まで開催。
15組限定の事前予約制で、参加費は1組1000円。20歳の方が優先で、事前に後藤さんにメールで申し込むことが必要です。
同館では、「『障害者の成人を祝うつどい』が中止となり、がっかりされた方が多いと聞いていました。今回は、20歳の方を中心に、どなたにも参加していただけるイベントとして企画しました。どうぞ、ご家族で、またご関心がある皆様におかれましては、ぜひご参加ください」（同担当）と、検温、手指消毒、マスク着用といった感染症対策を行った上での参加を呼び掛けています。
（※）見出し横の写真は開催中の「障がいのある子とそのご家族の写真展」、横浜ラポール提供
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【参考リンク】
・R3年5月29日（土）開催「私たちのあの頃、今、これから」（ラポール情報発信サイト）
