きのう(2023年)4月9日に投票が行われた横浜市会議員選挙と神奈川県議会議員選挙の港北区選挙区では、市議選で立憲民主党の新人1人が当選し、無所属の現職1人が落選したほかは7人の現職市議、4人の現職県議が当選しています。(県議選の結果はページ下部に掲載)
8人の定員に対し14人が立候補する激戦模様となった市議選は、4年前の前回選挙と比べ投票率が2.04ポイント増の43.43%に上昇。
横浜市内18区でもっとも遅い午前1時45分に開票が終了し、現職7人、新人1人の当選者が決まりました。
連続トップ当選となった自民党の福地しげるさん(49歳)は初当選した4年前の前回選挙から2500票以上を上積みし、2回目の当選を果たしました。
自民党ではベテランの元議長・佐藤祐文さん(60歳)が8回目、さかい誠さん(61歳)は5回目の当選をそれぞれ決めています。
立憲民主党は、大山しょうじさん(54歳)が前回同様に2位で6回目の当選を決め、新人のかざまあさみさん(36歳)が1万700票余りを獲得して5位に入りました。
一方、前回は立憲民主党から出馬し、今回は公認が得られず無所属で選挙戦に臨んだ大野トモイさん(44歳)は8位に滑り込み、再選を果たしています。
共産党と公明党は前回より票数を減らしたものの、現職の白井まさ子さん(共産党、63歳)、望月やすひろさん(公明党、62歳)がそれぞれ5回目の当選を決めました。
今回、新人2人を立てた日本維新の会は当選者を出せませんでしたが、2候補の得票を合わせると1万4000票を超えており、候補者が1人なら十分に当選できるだけの票を集めています。
無所属の現職として4回目の当選を目指したとよた有希さん(47歳)は、候補者の乱立もあって今回は当選圏内からはじき出される形となり、4選はなりませんでした。
港北区選挙区における結果は次の通りです。
横浜市会議員選挙・港北区選挙区(定数8)
投票率43.43%(前回41.39%)+2.04%
(※)当選者の氏名部分から公式サイトにリンクしています
- 当19,381:福地しげる(福地茂、自民党・現職、49歳)=当選2回目
- 当12,029:大山しょうじ(大山正治、立憲民主党・現職、54歳)=当選6回目
- 当11,506:佐藤祐文(自民党・現職、60歳)=当選8回目
- 当11,468:白井まさ子(白井正子、共産党・現職、63歳)=当選5回目
- 当10,733:かざまあさみ(風間麻美、立憲民主党・新人、36歳)=初当選
- 当10,517:さかい誠(酒井誠、自民党・現職、61歳)=当選5回目
- 当10,339:望月やすひろ(望月康弘、公明党・現職、62歳)=当選5回目
- 当9,691:大野トモイ(大野知意、無所属・現職、44歳)=当選2回目
- 8,029:とよた有希(豊田有希、無所属・現職、47歳)
- 7,293:さいとうさや(斎藤紗綾、日本維新の会・新人、45歳)
- 6,845:金井しんや(金井真也、日本維新の会・新人、43歳)
- 3,103:いそじまたくや(磯島拓也、参政党・新人、44歳)
- 1,567:みしまりえ(漢字名不明、無所属・新人、年齢不明)
- 650:おおくぼただよし(大久保忠義、無所属・新人、年齢不明)
(3,146:無効投票数)
(※)選挙管理委員会からは立候補者の公式情報が公表されなくなっており、漢字の氏名や年齢は選挙公報や候補者本人の公式サイト、所属政党の発表などによるものです。一部の立候補者は漢字氏名や年齢を公開していません
武田さん初のトップ、大山さん3位当選
神奈川県議選の港北区選挙区では、3回目の当選となった自民党の武田翔さん(41歳)が4年前の前回選挙と比べ4000票余りを上積みし初のトップ当選。
一方、過去5回の選挙でトップ当選を続けてきた自民党の元議長・嶋村ただしさん(66歳)は2位で6回目の当選となりました。
前回4位当選だった共産党の大山奈々子さん(60歳)は、前回から約3500票増やして3位に入り、3回目の当選。県議会の貴重な共産党議席を守りました。
前回2位の立憲民主党・菅原あきひとさん(31歳)は、4位で再選を決めています。
別の選挙区で当選経験を持つ日本維新の党・はが洋治さん(43歳)は、当初港北区から立候補する予定だった公認候補が辞退したことから急きょの出馬となりましたが、2万票余りを獲得。4位当選の菅原さんに1400票余の差まで迫りました。
県議選の港北区選挙区における結果と、同時に行われた知事選の港北区内での得票数は次の通りです。
神奈川県議会議員選挙・港北区選挙区(定数4)
投票率43.29%(前回41.26%)+2.03%
(※)当選者の氏名部分から公式サイトにリンクしています
- 当28,802:武田翔(自民党・現職、41歳)=当選3回目
- 当28,146:嶋村ただし(嶋村公、自民党・現職、66歳)=当選6回目
- 当22,859:大山奈々子(共産党・現職、60歳)=当選3回目
- 当21,556:菅原あきひと(菅原暉人、立憲民主党・現職、31歳)=当選2回目
- 20,138:はが洋治(芳賀洋治、日本維新の会・元職、43歳)
(4,811:無効投票数)
神奈川県知事選・港北区内での得票数
港北区の投票率:43.30%(前回41.27%)+2.03%
県内全体の投票率:40.35%(前回40.28%)+0.07%
(※)カッコ内は県内全体の得票数
- 当76,963(1,933,753):黒岩祐治(無所属)=当選4回目
- 27,994(651,473):岸牧子(無所属)
- 6,397(151,361):おおつあやか(政治家女子48党)
- 4,588(123,922):加藤健一郎(無所属)
(10,397:港北区内の無効投票数)
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
【関連記事】
・「厳しい戦い」を経て選ばれた12人、港北区から選出の市議・県議に当選証書(2023年4月14日)※リンク追記
・<港北区の全候補者紹介>市議と県議の選挙が告示、投票日は4月9日(日)(2023年4月1日)
【参考リンク】
・横浜市選挙管理委員会「統一地方選挙」のページ(市議選の結果など)
・神奈川県選挙管理委員会「統一地方選挙」のページ(知事選・県議選の結果など)