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横浜市港北区の新体制が4月からスタート、「5人」の新リーターが誕生、市内最大の行政区エリアを盛り上げます。

今年(2022年)4月の新年度からリニューアル工事を経て再び公開された港北区役所の屋上庭園で、漆原区長(中央)、卯都木副区長(右から2人目)、野村総務課長(最右)、柏﨑区政推進課長(最左)、岸本地域振興課長

今年(2022年)4月の新年度からリニューアル工事を経て再び公開された港北区役所の屋上庭園で、漆原区長(中央)、卯都木副区長(右から2人目)、野村総務課長(最右)、柏﨑区政推進課長(最左)、岸本地域振興課長

市による2022(令和4)年4月1日付けの人事異動により、港北区のリーダー役を担う区長副区長総務部総務課長、同区政推進課長、同地域振興課長が新たに就任しました。

港北区長は漆原順一さん、副区長は卯都木(うつぎ)隆幸さん、総務課長は野村絹恵さん、区政推進課長は柏﨑崇宏さん、そして地域振興課長は岸本弘之さんがそれぞれ着任。

着任からちょうど3週間経った4月22日(金)の午後、初めて区役所での勤務にあたるという港北区長の漆原さんは、第一声で、「生まれ育ったのは港北区高木幼稚園(高木学園附属幼稚園)、大綱小学校出身と、まさに地元ゆかりなんです」と、地元・港北区の区役所近郊で生まれ育ったことを明かします。

前職では建築局住宅部長を務めていた漆原区長、資源循環局での経験が長かったという卯都木副区長

前職では建築局住宅部長を務めていた漆原区長、資源循環局での経験が長かったという卯都木副区長

区内での仕事については、2002(平成14年)にサッカーワールドカップ(W杯)日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で開催された際に会場整備を担当したことがあるとのこと。

「生まれ育ったころは、田んぼや畑がたくさんあったのですが、現在のように発展してきた歴史をずっと見てきました。全国区の著名度を誇る新横浜エリアなど企業が多くある一方で、マイスターや職人と呼ばれるような多彩な人々がいて幅が広い。人口が多いことも一因でしょうか」と、幼少時から“熟知している”区の魅力について説明します。

野村課長、柏﨑課長、岸本課長も、港北区の印象や区政への想いをそれぞれ熱く語ってくれた

野村課長、柏﨑課長、岸本課長も、港北区の印象や区政への想いをそれぞれ熱く語ってくれた

副区長の卯都木さん埼玉県出身で市内在住。「港北区は自然が残っている一方で、オフィスや集客施設、オシャレな店やレストランがあったりと、いろいろな顔を見せている街という印象。もっと波及して、皆さんに好きな土地になってもらいたいと思っています」と、区の印象を第一声で説明。

ごみ問題やリサイクルなどの業務を担う資源循環局を中心にキャリアを磨いてきた経歴を振り返り、「区の人口がこれから先ますます増えていく中、相鉄・東急直通線(東急新横浜線)の開業も控え、どうまちのインフラを整備していくのか。コロナ禍で活動をどのようにおこない、街を盛り上げていくかについても考えていきたい」との意欲を語ります。

これまで様々な街づくりに取り組んできたという漆原区長。「インパクトがあるのは相鉄東急直通線。開業後は人の流れが変わってくる」と語る

これまで様々な街づくりに取り組んできたという漆原区長。「インパクトがあるのは相鉄東急直通線。開業後は人の流れが変わってくる」と語る

磯子区の戸籍課長を前職としていた総務課長の野村さんは、「区の規模はやはりこちらが大きいですね。街に活気を感じています」と、区の第一印象について説明。

「最近多くなっている台風地震など、(全国的に)甚大な被害が出ることも多くなっているので、災害への対策についてはしっかりと取り組んでいかねばならないと感じています」と、防災担当としての決意もにじませた想いを語っていました。

区政推進課長の柏﨑さん北海道出身。法律を学んでいた大学院を経て市役所に入庁。市総務局での前職時代は法制課で法制度や条例、行政手続きなどに携わりキャリアを磨いていたといいます。

区については、「人があたたかいという印象です。“右も左も分からない”ところ、市民の皆さんの側から『一緒にやっていこうね』と迎えてくださり、もっとお話しを聞きたいという気持ちになっています。皆さんのために力になりたい、という力が沸き上がってきています」と、地域に出向いて実際に感じたという区の印象を笑顔で語ります。

港北区連合町内会の今年度(2022年度)初の会合であいさつする漆原区長。拍手で迎えられていた

港北区連合町内会の今年度(2022年度)初の会合であいさつする漆原区長。拍手で迎えられていた

「(港北区には)3回目の着任なんです」と笑顔で語るのは、地域振興課長の岸本さん

新卒時代に港北区の税務担当者として入庁、9年間も勤務したといい、「その後、港湾局ほか様々な部署も経験したのですが、2009(平成21)年に2度目の勤務となりました」と、再び港北区役所、また現在と同じ地域振興課に勤務したという経験を振り返ります。

自身勤務した区役所の中でも最も港北区での勤務キャリアが多く長いこともあり、「最初に(港北)区役所に着任した頃は、都筑区も青葉区も(今のように分かれてい)ないころでした」と、その経験の深さも。

漆原区長は「生まれ育った街」で初の区政に挑む

1994(平成6)年に両区が分区し誕生する前からの“港北キャリア”について、「当時、センター北(都筑区中川中央)などへもよく税金の調査に車で出かけていました。新しい街なので、行く度に、道路が付け替えられていたんですよ」と、懐かしい当時の風景についても語り、区への“愛着がある”との想いも披露します。

現在、「新型コロナウイルス禍」で地域活動が制限・制約されている状況が2年を超えてしまったこともあり、岸本さんは、「いかに地域活動を再度、活気あるものにしていくことができるのか。もう一度、昔のようなうるおいのある地域づくりをしていくためのお手伝いをさせていただければ」と、“コロナ禍”に負けない取り組みでの地域の再度の活性化に向けての決意も表していました。

「TEAM(チーム)港北」としての躍動感あふれるチームワークに期待したい

「TEAM(チーム)港北」としての躍動感あふれるチームワークに期待したい

勤務する一人ひとりの想いが相乗効果を発揮し、新たな港北区がつくられていくなか、新たに着任した区長、副区長、総務部の3人の新課長が日々“輝き”ながら、ポスト「コロナ禍」も見据えつつ、一つひとつの成果を着実に上げていくようにと期待していきたいものです。

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<2022年4月人事異動>港北区長が1年で交代、新副区長も就任へ(2022年3月30日)

2019年は港北区制「80周年」、記念ロゴ・映像制作や6月には新横浜で記念式典も(2019年1月10日)※区の歴史についてなど

【参考リンク】

横浜市港北区公式サイト