新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

2度の休館を乗り越えた流域センター。再び館内の見学が可能となりました。【※2021年10月27日追記】館内の定員が40人まで、開館曜日が「月・水・木・金・土・日」(火曜定休)に緩和されたとのことです。

あいにくの小雨交じりの天候の中、9カ月余りのブランク期間を経て開館した「鶴見川流域センター」。JR横浜線小机駅(改札外)にも再開の案内が掲示されていた

あいにくの小雨交じりの天候の中、9カ月余りのブランク期間を経て開館した「鶴見川流域センター」。JR横浜線小机駅(改札外)にも再開の案内が掲示されていた

国土交通省京浜河川事務所が運営する地域防災施設「鶴見川流域センター」(小机町)は、きのう(2021年)10月13日から9カ月ぶりに開館

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、昨年(2020)年2月29日から6月30日までと、今年1月8日から10月12日までの2度にわたり休館していた同センター。

開館最終日から実に「278日」ものブランク期間を経ての「再開」となったものの、展示の中でも最も高い人気を誇る「鶴見川流域ミニ水族館」コーナーについては、「休館中も毎日、魚たちの世話をおこなってきました」と、“生きもの”とともに在る同館ならではの業務を継続してきたとのこと。

「鶴見川流域総合治水(ちすい)対策」が始まって40年の歩みを伝えるスライド上映パネルを新たに導入。「洪水から命と暮らしを守る流域全体での治水対策を学べます」と語る亀田さん

「鶴見川流域総合治水(ちすい)対策」が始まって40年の歩みを伝えるスライド上映パネルを新たに導入。「洪水から命と暮らしを守る流域全体での治水対策を学べます」と語る亀田さん

休館期間中には、オンラインを通じでのイベントや、同館のフェイスブックページへオリジナル動画の配信を行うなど、「コロナ禍」を乗り越えるための精力的な情報発信をおこない、鶴見川流域について知り学びたい人々との交流機会の創出や連携の強化にも日々力を入れ、取り組んできたといいます。

同センターの運営の一部を受託しているNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(TRネット、綱島西2)の亀田佳子理事は、「コロナ以前に人気を博していた図書コーナーや、屋上の見学については、しばらくご利用はいただけませんが、ソーシャルディスタンスを保ちながら最大定員20人まで同時間帯に入館も可能です。ぜひお立ち寄りいただければ」と多くの来館を呼び掛けています。

人気の「ミニ水族館」での魚たちの世話は毎日おこなってきたという

人気の「ミニ水族館」での魚たちの世話は毎日おこなってきたという

なお、当面の間は土曜・日曜日と火曜日を休館とし、開館は月・水・木・金曜日の10時から17時まで入館無料

団体については「オンライン」を通じての館内見学の対応が可能で、「学校の授業などでの対応も可能です」と、防災対策や生きもの学習といった“学びの機会”づくりにも対応できるとのことです。

【関連記事】

新横浜公園でどれだけ「生きもの」を見つけられるか? 10/16(土)に生中継(2021年10月8日)※現在、参加者募集中

アユも泳ぐ鶴見川を生中継で体感、7/3(土)流域センターがオンライン企画(2021年6月23日)

鶴見川を自宅で楽しく学ぶ、閉館中の流域センターが「水マス検定」をネット公開(2020年5月15日)

川の生きものや防災学べる鶴見川流域センター、ハイペースで来館40万人達成(2019年8月26日)

【参考リンク】

地域防災施設 鶴見川流域センターの公式ページ(国土交通省関東地方整備局)

地域防災施設鶴見川流域センター公式Facebookページ

鶴見川流域ネットワーキング(TRネット)(鶴見川に関する情報や動画など)

NPO法人 鶴見川流域ネットワーキング(npoTRネット)ツイッター