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横浜市最大級の「福祉イベント」が、初のオンライン形態で開催されることになりました。

来月(2020年)10月2日(金)10時から翌3日(土)まで開催される、初のオンライン開催となる「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランドONLINE(略称:ヨッテクONLINE)」イベントの公式サイト

来月(2020年)10月2日(金)10時から翌3日(土)まで開催される、初のオンライン開催となる「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランドONLINE(略称:ヨッテクONLINE)」イベントの公式サイト

鳥山町にある「横浜市総合リハビリテーションセンター」「横浜ラポール」などの運営法人・社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団は、福祉・リハビリテーションの情報発信の場、関係者の交流の場「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランドONLINE(略称:ヨッテクONLINE)」イベントを、来月(2020年)10月2日(金)10時から翌3日(土)までの2日間、初となるオンライン配信スタイルで行うことになりました。

横浜で、2001(平成13)年から開催してきた「市域最大級の福祉総合イベント」として知られている「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド(略称:ヨッテク)」イベント。

日産スタジアムにも近い鳥山町にある横浜市総合リハビリテーションセンター

日産スタジアムにも近い鳥山町にある横浜市総合リハビリテーションセンター

今年7月の19回目となるパシフィコ横浜(西区みなとみらい)での開催が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け中止となっていました。

同事業団の大八木雅之理事長は、「多くの市民の皆様、関係機関の皆様から、中止を惜しむ声や、励まし・次回への期待の声をいただきました。それらに応えるべく、新たに『コロナ禍』の今だからこそ、必要な情報を加え、今年度はオンラインで開催することを決定しました」と、多く趣旨に賛同を得られたことを背景に、社会福祉法人の責務としての「地域における公益的な取り組み」として情報を伝え、市民生活を支える使命感を抱いての「役立つイベント」として開催したいとの想いを語ります。

社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団は、横浜市総合リハビリテーションセンターと隣接する障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」も運営している

社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団は、横浜市総合リハビリテーションセンターと隣接する障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」も運営している

同センター副センター長で、同イベント総合プロデューサーの大場純一さんも、「感染症拡大は、ヨッテクのようなイベントの中止だけではなく、私たち一人ひとりの生活様式に変化をもたらしています」と、新型コロナウイルスの影響により、日常の“生活様式”が変化したことに言及。

「大きなイベント会場では開催が困難となりましたが、新しい取り組みを計画する良い機会となりました。今年のようなオンラインでは、いままで私たちがお会いしていなかった方々とつながり、そのニーズに出会えるチャンス」と、イベント会場でのオフライン、また今年のようなオンライン双方でつながる新しいチャレンジに参加してもらえればと広く呼び掛けます。

新チャレンジの動画発信、SNSでの参加も呼び掛け

当日の内容は、リハビリテーションや福祉、介護に関わるさまざまな最新情報やノウハウを広く発信するという同イベントの主旨に則りながらも、オンライン開催らしい新しいアングルで企画されています。

「暮らしを彩るプラスワン+」動画では、車椅子の介助法や、市営バスの全面協力での車椅子やバギーでのバスの乗降などの実演・解説を行っている(社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団提供)

「暮らしを彩るプラスワン+」動画では、車椅子の介助法や、市営バスの全面協力での車椅子やバギーでのバスの乗降などの実演・解説を行っている(社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団提供)

「暮らしを彩るプラスワン+」動画の紹介コーナーでは、基本的な車椅子の介助方法をまとめた「車いす介助法」や、横浜市営バスの全面協力のもと、車椅子やバギーでのバスの乗降について実演・解説する「車いすでバスに乗って出かけよう」、横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設の監修のもと、聴覚障害がある方とのコミュニケーションを深める方法やヒントなどを分かりやすく伝える「音や聞こえを快適に」などを紹介。

「こどもっとFesta(フェスタ)」動画コーナーでは、子どもたちが大好きなおもちゃが大集合。臨場感あふれるGoPro(ゴープロ)カメラを撮影に使用しており、最後は、スタッフによる片付けの実演もあるとのことで、「おうち遊びでの工夫が見つかるかも」(同事業団)と、その動画の魅力をアピールします。

「こどもっとFesta(フェスタ)」動画コーナーでは、臨場感あふれるGoPro(ゴープロ)カメラを撮影に使用した(同事業団提供)

「こどもっとFesta(フェスタ)」動画コーナーでは、臨場感あふれるGoPro(ゴープロ)カメラを撮影に使用した(同事業団提供)

さらに「ハマパラスポーツフェス」では、GoProカメラを使用、迫力満点の動画に仕上がったという「電動車いすサッカー」「車いすバスケットボール」「車いすラグビー」の紹介もオンライン配信する予定とのことで、「各競技の見所やルール・機器の説明なども交えて、分かりやすい内容に仕上がっています。百聞は一見にしかず、登場するアスリートにもご注目ください」と、多くのオンライン閲覧によるイベント参加を呼び掛けています。

撮影の多くは同センターや横浜ラポールなど周辺エリアで多く行われたとのことで、地元地域からの新たな情報発信イベントの1つの事例としても大きな注目を集めそうです。

「ハマパラスポーツフェス」コーナーでは、GoProカメラを使用、迫力満点の動画に仕上がったという「電動車いすサッカー」や「車いすバスケットボール」、「車いすラグビー」を紹介予定(同事業団提供)

「ハマパラスポーツフェス」コーナーでは、GoProカメラを使用、迫力満点の動画に仕上がったという「電動車いすサッカー」や「車いすバスケットボール」、「車いすラグビー」を紹介予定(同事業団提供)

なお、同イベントでは、フェイスブックページやツイッター、インスタグラムなどの公式SNSや動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)チャンネルでのイベント情報の共有にも取り組んでおり、動画も来年2021年3月末まで公開予定となってます。

録画配信されたイベントは、自分の好きな日時・場所でオンライン視聴が可能なため、年度末までの期間にわたり長く楽しむことができそうです。

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【参考リンク】

ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド(ヨッテク)公式サイト

ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド・オンライン開催概要(同)

横浜市総合リハビリテーションセンター公式サイト(社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団)