新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

開通から2年で首都高「横浜北西線」の利用者は着実に増えています。首都高速道路は横浜北西線(東名高速横浜青葉~横浜港北、7.1キロ)の利用状況をこのほど発表し、並行する道路の利用に減少傾向があることを示しました。

横浜北西線はコロナ禍に突入するなかで開業したため当初は利用者が少なかった(2020年3月)

横浜北西線は、日本で新型コロナウイルス禍が明らかになり、外出自粛が求められ始めた2020年3月22日に式典やイベントがすべて中止となったなかで開通を迎えています。

開通直後には最初の「緊急事態宣言」が出されたため、翌4月の利用者は1日1.9万台と低調なスタートとなりましたが、その後はコロナ禍のなかでも利用がじわじわと増え、今年3月時点では4.7万人にまで増加。

横浜北西線と横浜北線の利用台数推移、右下は並行する保土ヶ谷バイパスの利用台数(首都高速道路のニュースリリースより)

先に開通していた「横浜北線」(横浜港北~横浜羽田空港線生麦、8.2キロ)とあわせて東名高速道路と湾岸エリアを結ぶ路線として、並行する道路の混雑緩和にも寄与しているといいます。

特に自動車専用道路「保土ヶ谷バイパス」(東名高速横浜町田~横浜新道新保土ヶ谷)では、横浜北西線の開通前と比べて今年2月時点で約1.3万台減少していました。

並行する一般道の断面交通量、コロナ禍の影響があるため参考数値としている(同)

並行する一般道路では、コロナ禍の影響が含まれているとみられるものの昨年(2021年)11月時点での断面交通量は、開通前と比べて「新横浜元石川線」で10.9%、「横浜上麻生線」は10.2%、「日吉元石川線」が7.4%の減少をそれぞれ見せています。

【関連記事】

<横浜北西線が開業>沿線は静かな熱気、“走り初め”の車で混雑も(2020年3月23日、開通時の記事)

港北IC付近に新たな「商業エリア」、ラーメン店やプロ向けホームセンター(2022年4月22日、北西線の開通後に物流拠点などの開発も進む)

【参考リンク】

横浜北西線開通2年後の利用状況について(首都高速道路、2022年4月27日)