JR横浜線の新横浜駅や菊名駅、小机駅の「乗車人員」がわずかに減っています。JR東日本はこのほど今年(2020年)3月末までの「2019年度」を対象とした1日平均乗車人員を発表。新横浜、菊名、小机の港北区内3駅は微減となり、昨年11月末に開業した「相鉄・JR直通線」の羽沢横浜国大駅は1万2681人で、JR東日本の駅では255番目の位置となりました。
JR東日本の各駅における乗車人員は、乗車した1日平均の人数を算出しているもので、年度ごとに公開しています。
今年度は2019年4月から今年2020年3月までを対象としており、2月から3月にかけて拡大した新型コロナウイルスの影響を受けたためか、1位の新宿駅(77万5386人)から9位の秋葉原駅(24万8033人)まで、4位となった横浜駅(41万9440人)を含め、乗車人員が上位のターミナル駅が軒並み前年比0.3%から1.8%の減少となっていました。
JR横浜線の新横浜駅は、記録が残る1999(平成11)年度以降、乗車人員は右肩上がりで伸びていましたが、今年度は前年比0.6%減の6万5351人(うち定期客3万5101人)。ただ、順位は前年より1つ上げて70位となっています。
同じくJR横浜線の菊名駅も0.4%減の5万3819人(うち定期客3万3565人)で、順位は前年から1つ下げて92位。
小机駅も0.4%減の1万345人(うち定期客6430人)となり、順位は前年から5つ下げて282番目でした。
なお、JR横浜線(東神奈川~八王子)における利用状況で見ても、1日平均の通過人数が前年度の23万1706人から2019年度は22万8441人まで下がっています。
昨年11月30日に「相鉄・JR直通線」の新駅として開業した羽沢横浜国大駅は、JR東日本エリアであることから初めて1日平均の乗車人員が公表されました。
2019年度の羽沢横浜国大駅は1万2681人(うち定期客6043人)となり、調査対象となったJR東日本の駅では255番目の位置。半分以上の6638人が定期券以外の客となっていました。
JR東日本の著名駅で見ると、羽沢横浜国大駅はJR海老名駅(海老名市、1万4307人)より17駅下で、長岡駅(新潟県、1万1493人)より10駅上という順位でした。
【関連記事】
・<相鉄・JR直通線が苦戦>羽沢横浜国大駅の利用は想定の半分、コロナも影響(2020年6月2日、相鉄の公表)
【参考リンク】
・JR東日本「各駅の乗車人員 2019年度」(新横浜駅は70位、菊名駅は92位。羽沢横浜国大駅と小机駅は「ベスト100以外」の2ページ目右側に掲載)
・JR東日本「路線別ご利用状況」(2019年度分まで掲載)