【地域インターネット新聞社による主催イベント案内】幼少時からサッカーを楽しみ、現在までも生き甲斐とする若き担当者が、鉄道開業に向けての新たな「地域の未来」を切り拓きます。
今年(2022年)のシーズンでクラブ創設30周年を迎えた横浜F・マリノス(横浜マリノス株式会社=新横浜2、黒澤良二社長)。
「Jリーグ百年構想」と呼ばれる「地域に根ざしたスポーツクラブ」を核としたスポーツ文化の振興活動に取り組むJリーグの一翼を担う存在として、昨年(2021年)2月に一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(新横浜2、宮本功代表理事)を立ち上げ、「地域社会の振興・発展」を目指したホームタウンでの社会連携活動に力を注いでいます。
一般社団法人地域インターネット新聞社(箕輪町2、橋本志真子代表理事)が来月8月19日(金)14時から16時20分まで開催する公開イベント「相鉄東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」では、同クラブの牧野内隆さんが登壇する予定です。
ホームタウン周辺の各自治体や商店街、教育機関などのステークホルダーとかかわりながら、地域のスポーツ振興や地域課題の解決、ファンの拡大といった地域施策に取り組んでいるという牧野内さんの目に映る「沿線の未来」とは。
新横浜地区で「地域との連携強化」を目指し日々奔走する牧野内さんのこれまでの歩みや地域まちづくりの想いについて話を聞きました。
(※) タイトルの「ST線」は、「相鉄・東急直通線」の通称として使用しています。
幼少時から「サッカー」、現在までその“夢”は続く
牧野内隆さんは愛知県名古屋市生まれ・育ち。「最も古い記憶では、3歳のころ、団地に住んでいて、友だちと遊んでいた記憶があります」と、懐かしい幼少期を振り返ります。
「ボールを蹴り始めてからは、団地や転居先のマンションの友だちと家の周りや公園でよくサッカーをして遊んでいました」と、サッカーと出逢った記憶は幼稚園時代だったとのこと。
人気サッカー漫画の『キャプテン翼』(1981年~週刊少年ジャンプ=集英社)との出会いもこの頃だったといい、「古本で母が購入してきたものを読み、その魅力にも引き込まれました」と、サッカーの道に進む動機付けの一つになったと語ります。
小学校時代、4年生からの学校の部活動で4月から6月までは野球、7月から3月まではサッカーをおこなうことに。
4年生の終わりに、「地域の友だちと集まって公園でサッカーで遊んでいた時に、ポジション決めでじゃんけんで負けてしまい、やむなくキーパーを守ってみたら、“あいつ上手だ”という話になってしまったようです」と、以降ずっとゴールキーパーとしてプレーするようになったきっかけについても説明します。
6年生になる前に地元の街のサッカークラブチームに初めて入部するに至りますが、「いまもフットサルを続けていて、ポジションもゴールキーパーです」と、プライベートにおいても、小学校から中学校、高校、大学、そして社会人になった今でも続くサッカー、そしてフットサルの“夢”を追いかけていることを明かします。
「サッカー」を志しマリノスに入社するまで
地元の愛知県立松蔭高校(名古屋市)時代には、サッカーに明け暮れた青春を過ごしたという牧野内隆さん。
「県の新人戦はベスト4、インターハイと選手権大会ではいずれも県でベスト8となりました」と、全国大会を目指しての高い目標を持ち、先輩・後輩や仲間たちと思いを分かち合った日々。
「実家を出て一人暮らしをしてみたかったので」と、大学は地元と県外の大学を受験し、早稲田大学教育学部(東京都新宿区)に進学。
サッカーは「真面目に活動をおこなっていました」とサークル活動で継続しつつ、勉強では英語が好きだったことから英語英文学科を専攻した牧野内さんは、大学4年生時に9カ月間、アメリカ・オレゴン州のポートランドに留学する夢も実現することに。
社会人になる際には、「好きなことに挑戦したい」と、“いずれはサッカーに携わることができる仕事を”いう想いがあり、大手広告代理店に就職したといいます。
「ものづくり」をおこなう大手企業を客先に、マーケティングやビジネスプロデュース、広告事業などを手掛けながらも、「いつかは」との夢が叶(かな)い、2018(平成30)年12月に横浜マリノス株式会社に入社。
昨年(2021年)2月に事業を開始した一般社団法人F・マリノススポーツクラブの地域連携本部課長、ホームタウン・広報担当として地域内外を奔走する日々だと説明します。
地域とともに作り上げる「未来像」とは
横浜F・マリノスに入社した際、「夢が叶(かな)ったというよりは、漠然とサッカーにかかわりたいとのみ思っていた状況でした」と、その後の“仕事の広がり”は想定外だったと語る牧野内さん。
スポーツやサッカーで得られたものについては、「友だちや仲間の存在ですね」と、その“道”に進んだ大きな動機付けの一つについても説明。
大学時代に留学したアメリカでも、「世界中から集まってきた現地の学生たちと、サッカーで交流を深めることができたんです」と、出身地や言葉の壁も超え、人としてのふれあいをサッカーで深めることができたと当時を振り返ります。
また、サッカーは「ボール1つ」あるだけでも時に楽しめるスポーツ。
また小さな頃から応援してきた地元チームの想い出も振り返り、「サッカーはプレ―するのみでなく、観戦する趣味としても楽しんでもらえたら」と、“サッカーを観る楽しさ”もより広めていきたいと感じているとのこと。
地域連携担当という仕事柄、公的機関や商店街など、「地域に生きる皆さんとの日々の交流により、“世の中がこうやって動いている”ということも学ばされる日々です」と、大企業を主な顧客としていた頃のステージとは異なる世界観を学び得ていると説明します。
これから先のビジョンについては、「地域とF・マリノスのどちらが主たるものか、上か、下か、ということではなく、“一緒に”街づくりに取り組むことができれば」と牧野内さん。
「ただ何かをおこなうというのではなく、新しいスポーツによる街づくりの価値を生み出していきたい」と語るその目には、地域ナンバーワンを目指したいという将来ビジョンのみならず、“新たな可能性”を切り拓くための確かな未来が映し出されているのかもしれません。
8月19日(金)に披露される牧野内さんらしい「将来構想」に、ぜひご期待ください。
<登壇者略歴~自己紹介>
牧野内隆(まきのうち たかし):愛知県名古屋市出身。広告会社で10年勤務のち2018年横浜マリノス株式会社入社。2021年より一般社団法人F・マリノススポーツクラブのホームタウン担当として様々なステークホルダー(行政、商店街、教育機関など)と連携、地域のスポーツ振興・地域課題解決・ファン拡大といった地域施策に取り組んでいる。
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・【告知】「相鉄・東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」を開催します(2022年6月14日)
・<横浜アリーナから生中継>港北ふれあいまつり・ヨコアリくんまつりは14時30分まで(2021年11月13日)※牧野内さんが登場(追記部分に掲載)
・サッカーや「マリノス」題材に学ぶ、、日産スタジアムから最寄の小学校で“出前授業”(2021年8月3日)※箕輪小での登壇も
・商店街が今年初会合でマリノス、グリッツ、信金招き「街の盛り上げ」決意を共有(横浜日吉新聞、2021年3月29日)
【参考リンク】
・「相鉄・東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」を主催事業として開催します(一般社団法人地域インターネット新聞社)
・「相鉄・東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」特設サイト(一般社団法人地域インターネット新聞社)