新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト
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子どもたちは、「プロ・サッカーチーム」から何を学び、何を社会に生かそうと考えるのでしょうか。

「日産スタジアム」に一番近い小学校「城郷小学校」。最右の建物が授業が行われた体育館

「日産スタジアム」に一番近い小学校「城郷小学校」。最右の建物が授業が行われた体育館

夏休み直前の先月(2021年)7月16日、日産スタジアム(小机町)に「最も近い」小学校・横浜市立城郷小学校(鳥山町)の体育館に集まった同校の6年生約110人に、プロ・サッカーチーム・横浜F・マリノスの担当者が、同チームをテーマにした、出張での「出前授業」を行いました。

同小学校では、2016(平成28)年から、横浜市教育委員会が主催する職業体験・起業や企業との交流などについて学び、社会で生きていくための力を育むキャリア教育「はまっ子未来カンパニープロジェクト」の一環として、マリノスの出張授業をスタート。

6年生に対し、横浜F・マリノスの担当者が来校しての「出張授業」が行われた

6年生に対し、横浜F・マリノスの担当者が来校しての「出張授業」が行われた

6年間にわたり、マリノスやJリーグを盛り上げるための方法や提案を子どもたちが行うといった取り組みを、マリノスの担当者とともに行ってきました。

「総合的な学習」の時間において行われるというこの授業を担当してきた兼森(かねもり)文彦教諭は、「こんなにも近くに、立派な日産スタジアムがあるという環境なのですが、多く子どもたちが“サッカーを(同スタジアムに)見に行っていない”ことがわかったのです」と、いつかはもっと同スタジアムやマリノスと交流し、観戦できるよう“距離感を縮めたかった”と、この「特別授業」を企画した理由について説明します。

講師は、一般社団法人F・マリノススポーツクラブに所属する牧野内さん

講師は、一般社団法人F・マリノススポーツクラブに所属する牧野内さん

これまでは、マリノスのチームに関するチケットの販売枚数を増やす方法や、アピールを行うといった「プロサッカーチーム」の一員としての立場で“働く”ことをテーマとしてきましたが、今年度からは、昨年(2020年)11月に設立した一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(新横浜2)としての理念を体現した社会貢献活動もテーマとして選び、学ぶことができるプログラムに変更したといいます。

マリノスとしての同様のプログラムを、これまでも2019年に篠原西小学校(篠原町)、昨年2020年には箕輪小学校(箕輪町2)で実施するなど、「コロナ禍」での制約もある中、さらなる“地域密着”を志しての活動を実施してきたと、地域連携本部ホームタウン・広報担当の牧野内(まきのうち)隆さん

サッカーチームとしてのアピールか、地域貢献事業としての成果発表か、いずれかを児童が自ら選び、学びを深めていく計画

サッカーチームとしてのアピールか、地域貢献事業としての成果発表か、いずれかを児童が自ら選び、学びを深めていく計画

「コロナ禍さえなければ、もっとたくさんの学校と交流できるのですが」と、小学生たちに向けた地域での出張授業を、これからもさらに開いていきたいとの意欲を熱く語ります。

スポ―ツ、そしてエンターテイメントとしてのサッカーの魅力を伝える横浜マリノス株式会社(新横浜2)としての「ファンづくり・サポーターづくりコース」または、F・マリノススポーツクラブとしての「よりよい地域を創ろうよコース」の2つのコースを設定。

児童が自らテーマを設定し、自由な発想で課題解決に取り組むことでの“自ら進んで学ぶ力”“問題を多角的に分析する力”、そして“課題解決のためのアイデアを練る力”を育みたいと牧野内さんは、この「出前授業」の意味や意義について説明します。

この日の「出前授業」を終えた兼森教諭、牧野内さん、二本栁聡美教諭(右より)

この日の「出前授業」を終えた兼森教諭、牧野内さん、二本栁聡美教諭(右より)

この日は、牧野内さんによるプレゼンテーションにより、授業の概要を紹介。

これから同授業の中で、子どもたちがアイデアを出し、活かし、学び合いながら、最後に、来訪したマリノスの社員にプレゼンテーションを行うという方法で進行していく予定になっているとのこと。

特に、地域貢献のチームでは、地域などで発生した「お困りごと」について考え、マリノスとしてできることをアイデアとして具現化していくことなどをレクチャー。

「みんなのアイデアに期待しています」と、子どもたちへの期待感を語る牧野内さん、兼森教諭は、プロ・スポーツを通じた“新しい学び”を形にできる機運を高めていきたいとの思いを共有していました。

これまでの「学習の成果」は校内に掲示されている

これまでの「学習の成果」は校内に掲示されている

これまで、マリノスとの距離が「近くても、遠かった」一人ひとりの心が、地域ぐるみでの授業を作りあげていくことで、確実に「近く」なる

秋から冬へと向かう日々の中で学習の成果をまとめる中、地域社会で“生きていく”ための新しい発見や気付きを、一人ひとりの子どもたちが得られることが期待できそうです。

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【参考リンク】

横浜市立城郷小学校のサイト ※1900(明治33)年創立

横浜F・マリノスによる出前授業(同)

一般社団法人F・マリノススポーツクラブのサイト

シャレン!(Jリーグの社会連携サイト)