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来年(2022年)5月、ブルーラインに新型車両が登場します。横浜市交通局は新型の「4000形」を新たに製造し、2024年度(2025年3月末)までに計8編成を順次導入すると発表しました。

5月に導入される「4000形」のイメージ(横浜市交通局のニュースリリースより)

新たに導入する4000形では、“海辺の先進的な都会感”を表現したという平面や直線で構成した前面デザインが特徴。

車内は、車いす・ベビーカーエリアに2段手すりを設置し、座席幅も従来の470ミリから480ミリに拡大。また、車内には1両あたり3台の防犯カメラも設置するとのことです。

4000形の車内イメージ、座席幅を480ミリに拡大したほか、座面の材質を見直したことで座り心地を向上させたという(市交通局のニュースリリースより)

現在運行されている「3000形」と呼ばれる車両は、製造順で微妙にデザインの異なる「A形」「N形」「R形」「S形」「V形」の5種類があり、このうち最古のA型は1992(平成4)年から1993(平成5)年にかけて導入されたもので、すでに25年以上が経過

市営地下鉄では、製造後25年から30年が経過した車両は更新していく方針としていることから、“3000A形”を廃止し新型車両に置き換えていく計画としています。また、ブルーラインでは2019年6月と8月に相次いで脱線事故が発生し、使用不能となって廃車した車両分も新型車両で補う考えです。

ブルーラインでもっとも古い「3000A形」と呼ばれる車両は今後廃車・解体する方針だという

新型の4000系は1編成が今月中に市交通局へ納車され、試運転などを行った後、来年5月から営業運転を開始する予定。2022年度中に5編成、23年度中に3編成を導入する計画です。

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<ブルーライン>四半世紀走る“旧型電車”置き換え目指す、新車7編成を発注(2018年10月15日、当初は「3000V形」の名で新造する計画だった)

<交通局>ブルーラインに10年ぶり新型車両、2017年春から外装・内装一新の1編成(2016年10月21日、2017年には「3000V形」が1編成のみ導入されている)

【参考リンク】

ブルーラインに新型車両「4000形」登場(横浜市交通局、2021年12月13日)

地下鉄車両の紹介(横浜市交通局)