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ブルーラインの新型車両にいち早く乗車し、新羽車両基地(車庫)も見学できるツアーが来月(2022年)5月1日(日)に企画されました。

5月から営業運転を始める新型の「4000形」(右)と比べ、2017年に導入された「3000V形」(左)は前面の形状が異なるのが特徴、左端には今後廃止される予定となっている最古の「3000A形」も(3月30日、上永谷車両基地)

市交通局傘下の横浜市交通局協力会(中区長者町)は、地下鉄ブルーラインで5月2日から営業運転が始まる新型車両「4000形」の乗車車両基地などの見学を組み合わせた2コースのツアーを5月1日(日)に企画し、きょう4月4日(月)から各コース30人ずつの販売を始めます。

ブルーラインでは2017(平成29)年4月導入の「3000V形」以来、5年ぶりの新型車両となる4000形は、これまでの車両と比べて前面デザインが平面的になっている外観が特徴で、車内の座席幅を広げたり、車いす・ベビーカーエリアに2段手すりを設置したりと快適性やバリアフリーの向上が図られています。

車内では座席幅を拡大し、ドア上部には防犯カメラも設置(3月30日)

現在運行されている最古の「3000A形」(1992年~1993年導入)という車両を置き換えるために2023年度までに全8編成の導入が計画されており、今後はブルーラインの標準的な車両となりそうです。

今回、5月1日に企画されたツアーは、営業運転を始める前日に車両を貸し切り、いち早く乗車することと、新羽車両基地(新羽町)と市営バス滝頭車庫(磯子区)の見学などを組み合わせた内容です。

Aコースは、滝頭車庫と同車庫の車両工場を見学するとともに洗車体験を行い、市電保存館(磯子区)を見学した後に上永谷車両基地(港南区)から4000形に乗車し、あざみ野駅で解散となる行程。

新羽車両基地では横浜市営地下鉄のレジェンド的な最初の車両「1000形」も見学できるという(2016年10月、新羽車両基地)

Bコースでは、新羽車両基地を見学し、あざみ野駅から上永谷駅まで4000形に乗車し、同駅で解散という行程になっています。

いずれも集合は横浜駅東口駅前広場で、貸切バスを使って移動し、午前中に実施。定員は両コースとも30人で、参加費は1人1万2800円、大人と子どもペアの場合は1万9800円。参加者には市営グッズと「みなとぶらりチケット」のプレゼントがあるとのことです。

Bコースで訪れる新羽車両基地は2017(平成29)年10月に開かれたイベント「はまりんフェスタ2017」で公開されて以降は、新型コロナウイルス禍前に行われた少人数のツアーなどを除いて見学できる機会が設定されていなかっただけに貴重なツアーといえそうです。

参加申し込みはきょう4月4日(月)の10時から市交通局協力会旅行センターの公式サイト上で始まります。

【関連記事】

<ブルーライン>来年5月に「新型車両」、座席幅を拡大、車内に防犯カメラ(2021年12月15日)

<追記レポートあり>ブルーラインの新羽車両基地を公開、「はまりんフェスタ2016」は10/29(土)に(2016年10月26日、新羽車庫内の様子も)

【参考リンク】

5月1日(日)実施「市営地下鉄新羽車両基地見学と4000形乗車体験」などのツアー案内と申込(横浜市交通局協力会旅行センター)