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横浜市交通局は、地下鉄ブルーラインで走らせている旧型車両の置き換えを行うため、新型車両7編成(計42両)を発注しました。受注者側が明らかにしたもので、2022年度から23年度にかけて順次完成する予定です。

「3000A形」と呼ばれる車両を順次置き換える方針

ブルーラインで走る電車のうち、前面を囲うように白いラインに入った「3000A形」と呼ばれる車両は、1992年から93年の導入からすでに四半世紀が過ぎていることから、「各部の経年劣化が進んでいる」(市交通局の資料)として、現在使っている8編成を新型車に順次置き換えていく方針を示しています。

A型に替わって導入する予定の「3000V形」と呼ばれる新型車両は、すでに1編成を昨年(2017年)4月から導入しており、このほど残りの7編成を市交通局が川崎重工業に69億円で発注したものです。なお、同車両は台車やブレーキ、制御装置、自動列車制御装置といった部品の発注はすでに終えているため、今回はこれらの部品以外の発注だとみられます。

現在、ブルーラインで走る5種類の電車のうち、丸みを帯びた前面デザインなど、“見た目”による違いが分かりやすい車両でしたが、2022年以降には順次見られなくなりそうです。

【関連記事】

<交通局>ブルーラインに10年ぶり新型車両、2017年春から外装・内装一新の1編成(2016年10月21日)

【参考リンク】

横浜市交通局向け地下鉄電車を受注(川崎重工業、2018年10月11日、受注者側のみが発表した)