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事業開始150周年を迎えた郵便局が、身近な道路の清掃・美化活動にチャレンジすることになりました。

港北区西部エリアの「郵便局150周年記念〜港北区区内郵便局」ががハマロード・サポーターとして美化・清掃活動をおこなうことになった横浜太尾南郵便局前。同郵便局沿いの大倉山4、5丁目の道路約140メートルの清掃活動をおこなう予定とのこと

港北区西部エリアの「郵便局150周年記念〜港北区区内郵便局」ががハマロード・サポーターとして美化・清掃活動をおこなうことになった横浜太尾南郵便局前。同郵便局沿いの大倉山4、5丁目の道路約140メートルの清掃活動をおこなう予定とのこと

横浜市道路局は、身近な道路の清掃・美化活動を継続的に行うボランティア団体として、港北区内の2つの郵便局の団体を、ハマロード・サポーターとして、来月(2021年)10月1日から初認定することになりました。

これにともない、先週(2021年)9月16日午後、横浜市港北土木事務所(港北土木、大倉山7)にて、認定証を調印する「認定式」が開かれました。

今回認定されたのは、いずれも区内郵便局が所属する、と、西部エリアの「郵便局150周年記念〜港北区区内郵便局」(15郵便局)と、東エリアの「港北東部会内郵便局」(10郵便局)の2つの団体。

「ハマロード・サポーター」の認定式に参加した郵便局と港北土木事務所の皆さん。前列中央が奥野所長。日本郵便株式会社南関東支社地方創生担当の中井担当部長(最左)も来訪し局長らを激励。後列中央は横浜大倉山郵便局の仁木奈津局長(港北土木事務所)

「ハマロード・サポーター」の認定式に参加した郵便局と港北土木事務所の皆さん。前列中央が奥野所長。日本郵便株式会社南関東支社地方創生担当の中井担当部長(最左)も来訪し局長らを激励。後列中央は横浜大倉山郵便局の仁木奈津局長(港北土木事務所)

対象となる郵便局の局長などが協力し、前者は、横浜太尾南郵便局(大倉山4)沿いの大倉山ハイム2号棟(同)前の道路約140メートル、後者は、アピタテラス横浜綱島郵便局(綱島東4)前の北綱島交差点から東急電鉄の高架下までの約70メートルの道路の両側、の清掃活動をおこなうといいます。

今回、郵便局が「ハマロード・サポーター」にエントリーした理由について、今回の認定式までのとりまとめをおこなった新田郵便局(新吉田町)局長の鈴木憲司さんは、「昨年(2020年)3月から、青葉台駅前郵便局(青葉区青葉台)が認定されたことから、港北区でもその輪が広がることになりました」と、そのきっかけを説明。

横浜篠原郵便局(大豆戸町)の大塚茂局長も認定証を受け取っていた。最左は新田郵便局の鈴木局長

横浜篠原郵便局(大豆戸町)の大塚茂局長も認定証を受け取っていた。最左は新田郵便局の鈴木局長

認定後、半年ごとに更新される予定だという活動の担い手については、各団体に所属する区内各郵便局の局長が中心となり実施していく予定だという構想を明かします。

「ハマロード・サポーター」の、身近な道路の美化や清掃をおこなうという活動については、「ごみ拾いなどの清掃活動をまずはメインにおこない、例えば草がぼうぼうになった地面や電柱周りの草刈り花を植えるといった目標も実現できればと考えています」と、鈴木さんは、花苗なども郵便局側で提供しながら、最終的な道路の美化を実現したいと意気込みます。

「港北区東部会郵便局」が美化・清掃活動をおこなうことになったアピタテラス横浜綱島前。北綱島交差点から東急ガード下までの70m(両側で140m)が対象となる

「港北区東部会郵便局」が美化・清掃活動をおこなうことになったアピタテラス横浜綱島前。北綱島交差点から東急ガード下までの70m(両側で140m)が対象となる

道路の管理者として、清掃に必要な用具の提供や保険への加入、ごみなどの廃棄物処理などボランティア活動の支援をおこなう同土木事務所の奥野雅量(まさかず)所長は、「今回、認定させていただいた道路は、住宅街と、幹線道路という、全く異なる特色を持っています。それぞれの道路の特徴に合わせた清掃活動をおこなってもらえれば」との激励の言葉を投げかけていました。

「ハマロード・サポーター」は、2001(平成13)年に横浜市で創設された制度で、市民や地元企業などからなる自主的に構成されたボランティア団体がその認定の対象となっています。

大倉山商店街振興組合は2004(平成16)年にハマロード・サポーターに港北区内で初認定された(大倉山2、大倉山駅前)

大倉山商店街振興組合は2004(平成16)年にハマロード・サポーターに港北区内で初認定された(大倉山2、大倉山駅前)

今年(2021年)までに横浜市内で認定された団体は559団体。そのうち港北区内では、2004(平成16)年に大倉山商店街振興組合が初認定。

今回の郵便局の2団体のほか、2021年だけで大豆戸町内会と、新横浜企業1社も認定、合計で33団体になったとのこと。

営利を目的としない、おおむね10人以上の団体であれば参加ができることから、今後も、新しい参加団体が増えていくことでの、「街の美化」を進める機運がより高まっていくことが期待できそうです。

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【参考リンク】

ハマロード・サポーター(港北区港北土木事務所)

ハマロード・サポーターへの参加方法(横浜市道路局)

日本郵政株式会社のサイト ※2021年4月に創業150周年を迎えた