新横浜の「花と緑のまちづくり」が、さらにその輝きを増しています。
新横浜町内会は、新横浜エリアの魅力向上を目的とした「花と緑のまちづくり」に関する取り組みをさらに加速、街全体で来訪する人々をもてなすための空間づくりを行っています。
1998(平成10)年の「かながわ・ゆめ国体」や、2002(同14)年のサッカーワールドカップ(W杯)の開催もあり、当時「花と緑のまちづくり」プランが立案されたという新横浜町内会。
2000(同12)年に設置が行われた、11本の「緑化ポール(グリーンポール)」が、旧建設省の関連団体などが主催する「第10回緑のデザイン大賞」の大賞を「町内会」単位では初めて受賞するなど、これまでも「企業が進出したくなる・住民が住みたくなる」ための取り組みとしての緑化活動を行ってきたといいます。
2019年のラグビーワールドカップ(W杯)の開催を視野に、2018(平成30)年度からは、市域の緑化を行う「横浜みどりアップ計画」(市環境創造局)などの助成も受け、「ガーデンシティ新横浜プロジェクト」(新横浜2丁目エリア)や、神奈川県などからの支援を受けての緑化活動にも着手。
F・マリノス通りやセントラルアベニューも含めての緑化ポール35基の増設や、豪雨災害を防ぐために雨水を一時的に貯留できる「レインガーデン」の整備、ベンチ機能も備えた木製コンテナ花壇を色とりどりの季節の草木、花で彩るチャレンジを続けてきました。
桜ライトアップ実験や「港北オープンガーデン」への参加も
2017(平成29)年に開催された「全国都市緑化よこはまフェア」の成功を受け実施されてきた、同フェア年も数えて5回目の開催となる横浜市のイベント「ガーデンネックレス横浜」。
同イベントは、先月3月27日から横浜市中区の「みなとエリア」や、旭区上白根町の「里山ガーデン」(動物園ズーラシアに隣接)で開催されていますが、今年(2021年)は初めて横浜駅や新横浜駅周辺地区にエリアを拡大し、ガーデンベアフォトスポットを設置しての「花と緑のデジタルスタンプラリー」を実施するといった新しい取り組みにチャレンジしています。
また4月3日と翌4日の週末には、新横浜駅前公園(さんかくばし付近)で初となるライトアップ実験を行うといった「桜の名所」化も視野に入れた取り組みも行っています。
今週4月12日からスタート、5月23日まで開催されている「港北オープンガーデン」(港北区・同運営委員会主催)にも新横浜エリアの「花スポット」が数多く参加するなど、花と緑が輝く季節を演出しています。
きのう4月13日に横浜市の担当者を新横浜町内会館(新横浜2)に招き、新たな「花と緑のまちづくり」に向けての情報交換を行った金子清隆会長は、「初の桜のライトアップには通りかかる人々からのよい反響もあり、嬉しく思っています。より一層の花と緑のまちづくりへの弾みとなれば」と、数々のチャレンジにより、これまでの歴史の中、地域に花と緑がより一層増えていることを喜びます。
「緑化ポール」の構想段階から花と緑のまちづくりに尽力してきた同町内会の岩岡洋志さん(新横浜ラーメン博物館館長)も、「緑の草木や花は、今の時代が求める“癒し”を演出してくれます。各通りやスポットを訪れる方々が、緑化ポールが放つ光と、色鮮やかな花と緑のコラボを楽しんでもらえれば」と、20年来従事してきた“花と緑のまちづくり”への熱き思いを披露します。
「東京2020オリンピック」では、7月22日から8月8日まで、サッカー競技・男子決勝戦までの延べ8日間、11試合も行われることから、今年度も、神奈川県などの協力も得て、さらなる“おもてなし”緑化を進める計画の同町内会。
今後、ラグビーW杯や、五輪開催の「レガシー」も受け継ぎながら、2027年3月に、瀬谷区にある上瀬谷通信基地跡で開催予定の世界的な大型イベント「国際園芸博覧会」まで、それぞれの維持管理といった課題を抱えながらも、同町内会のメンバーは、さらなる地域緑化のチャレンジを加速していくことになりそうです。
【関連記事】
・2年ぶり「港北オープンガーデン」は4/12(月)から、動画配信やキッズ企画も(2021年4月5日)
・2年内に日吉・綱島の沿線化、2027年の「国際園芸博」で公式サイト(横浜日吉新聞、2021年3月30日)
・新横浜を彩る“空中花壇”、10/5(月)まで期間限定「トライアル」復活中(2020年9月8日)
・港北区民らの手で“空中花壇”、ラグビーW杯観戦者を「おもてなし&ナビ」(2019年9月19日)
【参考リンク】
・ガーデンネックレス横浜公式パンフレット[PDFファイル]※ファイルの6ページ目に「新横浜エリア」の詳細を紹介
・地域緑化計画・活動状況(新横浜二丁目地区)(横浜市環境創造局みどりアップ推進課)