新横浜の花壇に「約1000株」の花を植え替えし、来月のオリンピック開催に備えます。

新横浜駅前公園内の「さんかくはし(三角橋)」付近の花壇の花植えの様子。「港北オープンガーデン」の会場となり、また「横浜ガーデンネックレス」マスコットキャラクターのガーデンベアの姿も左奥に見える(5月22日、新横浜町内会提供)
新横浜エリアの「花と緑のまちづくり」を行う新横浜町内会(金子清隆会長)は、新横浜駅方面からF・マリノス通りの終端部にある新横浜駅前公園(新横浜2)内の「さんかくはし(三角橋)」付近の花壇の花の植え替えを、先月(2021年)5月22日午前に行いました。
この花壇の花の植え替えは、毎年5月と11月の年2回実施されているといい、「今回植えた花は、東京2020オリンピックの開会式が開催される来月7月23日ころには花壇を埋め尽くす予定です」と、同町内会理事の臼井義幸さん。
ベコニアやサルビア、トレニアなど約1000株もの苗を、「花と緑のまちづくり」事業で中心的な役割を果たしている奈良造園土木株式会社(新横浜1)社長の青木洋一さんが手配し、「コロナ禍のため人数を少なくするためにと、町内会の美化環境部のメンバーのみで作業を行いました」と、“密”を避けての感染症対策も施しての実施だったと、当日の作業を振り返ります。
この「さんかく橋」付近には、2002(平成14)年に開催された「サッカーワールドカップ(W杯)」にあわせ、プランターを初設置。
その後、新横浜の街の生態系を調査する目的で、同町内会が
青木さんは、「花を“密”に植えると、夏は蒸れて枯れやすくなるといわれますが、この花壇は鳥山川が近いことから、川からの風であまり蒸れることがなく枯れにくいんですよ」と、オリンピック開催時にも夏の暑さに負けない花たちであることをアピールします。
さんかく橋を渡った先にある横浜労災病院(小机町)に向かう多くの人々も、さんかく橋を通りかかることから、臼井さんも、「花がきれいとのお褒めの言葉をいただいたり、花の名前を尋ねられたりすることも大変嬉しく思います」と、日々の反響を喜びます。
白、黄色、ピンク、青、そして赤と、色とりどりに花たちが花開くシーンについても、「病院へ向かい通う人の気持ちをパッと明るくすることができるのかもしれません」と、臼井さんは、通りかかる病院関係者やその利用者にも、新横浜らしい「花」を愛で、その美しさを存分に楽しんでもらいたいとの想いを語ります。
オリンピック期間中、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)では、7月22日(木)から8月7日(土)までの8日間に男子8試合と女子3試合の計11試合を予定。8月2日(月)には女子の準決勝戦、7日(土)には男子の決勝戦と表彰式が行われる計画となっています。
競技関係者や観戦者などに、「花と緑」で彩る新横浜の街の魅力をアピールすることができるのか。きのう(2021年)6月2日現在、オリンピックでの観客の有無はまだ未発表ということもあり、より多くの人々が花壇を楽しむことができるのかにも大きな注目が集まりそうです。
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【参考リンク】
・さんかく橋花壇 春の花植え(奈良造園土木株式会社、ライブドアブログ)※当日の詳細レポート
・「新横浜ハニーフィールドプロジェクト」に関する記事(新横浜 応援隊がゆく!アメーバブログ)※臼井さんらによるプロジェクトは大成功に終わったという