記念すべき第1回「城郷地区 キャンドルナイト2020～地域を繋（つな）ぐ～」の展示（城郷小机地域ケアプラザ）
新型コロナに「負けない」、「諦めない」、そして「エール交換」を――城郷地区が、子どもたちが作った「家」を灯す優しい光でつながります。
JR小机駅前にある横浜市城郷小机地域ケアプラザ（小机町）と、城郷地区青少年指導員は、きのう（2020年）11月25日（水）から来月12月25日（金）のクリスマスの日まで、第1回「城郷地区キャンドルナイト2020～地域を繋（つな）ぐ」を開催。
城郷小机地域ケアプラザ内からの「キャンドル展示」風景も美しい光の世界に誘ってくれる
城郷地区の小学生らが中心となって作った「家」を模した約150個ものキャンドルホルダーに、“キャンドル”を模したライトを点灯、小机駅周辺の展示スペースに並べられ、おおむね16時から20時まで（日曜祝日は17時まで・展示場所により時間は異なる）展示するという、新型コロナ禍に“負けない”、“諦めない”イベントとして初めて企画されたものです。
同ケアプラザで地域活動交流コーディネーターを務める田中咲子さんは、同ケアプラザエリアに隣接し、かねてから合同のイベントなども開催してきた横浜市六角橋地域ケアプラザ（神奈川区六角橋）周辺で同日から4日間の日程で開催されている「まち×学生から地域を繋ぐ～キャンドルナイト2020」（同実行委員会）イベントが「企画の源流」と説明。
城南信用金庫小机支店には、横浜F・マリノス応援の「トリコロール」カラーのイルミネーションも
キャンドルホルダーは、牛乳パックを加工し、絵や文字などを思い思いに描くことで作られたもの。
城郷小学校（鳥山町）や小机小学校（小机町）の両放課後キッズクラブや、城郷学童クラブ（鳥山町）、小机学童保育クラブこばとの家（小机町）や同地区をエリアとする日本ボーイスカウト横浜第20団、こどもの居場所「たまりBA（ば）こづくえ」の小学生たち、また展示会場の城郷小机地域ケアプラザや横浜市城郷小机地区センターの職員らが製作したといいます。
信用金庫のイメージキャラクター「信ちゃん」とともに駅前道路に面して展示が行われた。設置には2時間半以上もかかり大変な作業だったという
田中さんは、「作り方のレクチャーでそれぞれの場所を訪れ、これまでになかった交流が生まれたことが何より有意義に感じました」と、今回のイベントにより地域をより深く知ることが出来、また子どもたちや保護者、各組織の運営者らとの「新たなつながり」を生み出すことができたとその成果について説明。
城郷地区青少年指導員会長で日本ボーイスカウト横浜第20団育成会長を務める梶原啓嗣さんも、「新型コロナ禍により多くイベントが中止となるなか、ケアプラザとの初のコラボレーションで、“子どもたちがつながる”地域コミュニティづくりの新しいイベント開催の形を提案できたら」と、新しい地域でのつながりの誕生に手応えを感じながら、その理念を“さらに大きな輪”として地域に根付かせたいとの将来的な構想を披露していました。
鳥山北郵便局でも約40もの「家」を模したキャンドルが灯されていた
今回の展示には、小机駅前の「城南信用金庫小机支店」（小机町）や、「横浜鳥山北郵便局」（鳥山町）も協力。
14個のキャンドルの展示を行った同信用金庫の平佐勝之支店長は、「毎年、支店横の横浜上麻生道路沿いのショーウインドウにクリスマスの展示を行ってきましたが、今回の初のキャンドル企画で地域を盛り上げることができて嬉しい」と、他の会場とは異なる時間帯、17時から21時までの点灯を予定しているという、今回の企画を通じた“地域貢献”への想いを熱く語っていました。
“冬待つ”地域ケアプラザや信用金庫、郵便局にあたたかく、照らされた「子どもたち」の手作りキャンドルによる優しい光は、「コロナ禍」で傷ついた人々の心を癒（いや）し、つなぐことでの新しい「未来」を、地域に生きる一人ひとりの心に「エール」として届けることになりそうです。
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【参考リンク】
・城南信用金庫小机支店 ※JR小机駅前、横浜上麻生道路沿い
・横浜鳥山北郵便局 ※鳥山交差点近く、横浜上麻生道路沿い
・まち×学生から地域を繋ぐ～キャンドルナイト2020（同実行委員会）
