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今年(2019年)10月の「台風19号」に耐え抜いた鶴見川、新横浜公園が遊水地として果たした役割はどれほど大きかったのか――。鶴見川をもっとも知る講師を招いたトークイベントが来月12月1日(日)に港北公会堂で開かれます。

12月1日(日)の18時から港北公会堂で行われるトークイベント「鶴見川と遊水地の“水害のひみつ”ぜ~んぶおしえます」の案内チラシ(鶴見川流域ネットワーキングの案内ページより)

多摩川の流域をはじめ、首都圏と東日本各地の河川で甚大な洪水被害をおよぼした今年の台風19号。港北区内でも複数の避難所が開設され、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)では世界的なスポーツイベントである「ラグビーワールドカップ」の1試合が中止となるなどの影響を受けています。

それでも、鶴見川では氾濫の危機を耐え抜き、台風翌日には日本中に注目されたラグビー日本代表の試合が無事に開催。これは新横浜公園が鶴見川からあふれた水を一時的に貯める“遊水地”となったことが大きかったとも言われています。

今回企画されたトークイベント「鶴見川と遊水地の“水害のひみつ”ぜ~んぶおしえます」(NPO法人街カフェ大倉山ミエルなど主催)では、鶴見川の研究者で、新横浜公園の構想段階から国へ助言するなどの形で深くかかわってきた慶應大学名誉教授の岸由二さんと、パーソナリティとして東京工業大学教授の柳瀬博一さんを招きます。

今回の台風が鶴見川にもたらした影響や遊水地の役割分析をはじめ、過去の鶴見川における災害の歴史も踏まえながら、その“隠れた実力”をひも解いていきます。

開催時間は18時から20時まで、定員は50人で参加費は1人999円。参加申し込みは電話またはFAX(045-717-6778)などで主催者のNPO法人街カフェ大倉山ミエルへ。

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<ラグビーW杯レポート>台風と日本代表戦に揺れた日産スタジアムの2日間(2019年10月15日、台風時の新横浜の様子など)

【参考リンク】

12月1日(日)「鶴見川と遊水地の”水害のひみつ” ぜ~ぶ教えます」開催(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

トークイベント「鶴見川と遊水地の”ひみつ”ぜ~んぶ教えます」参加申込フォーム(ssl.form-mailer)