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新横浜周辺の鳥山川新たな洪水対策が進展中です。昨年(2021年)秋ごろから日産スタジアムの東ゲート橋に近い「浜鳥橋」(新横浜2~鳥山町)付近で始まった護岸整備や河道(かどう=水の流れる区域)の掘削といった工事が今年(2022年)3月末の完了に向けて大詰めを迎えつつあります。

鳥山川の浜鳥橋付近で行われている護岸工事の様子、右側2棟の建物は「横浜市総合リハビリテーションセンター」(2022年2月1日)

この工事は「鳥山川左岸・鳥山町低水護岸工事」と名付けられ、国土交通省の京浜河川事務所によって行われているもので、環状2号線上の「鳥山橋」から「浜鳥橋」の付近までのうち、約700メートルの区間が対象です。

浜鳥橋から西ゲート橋にかけては、鳥山川の上流(羽沢横浜国大寄り)から見て左岸(日産スタジアム・横浜ラポール側)の約180メートルで新たに護岸を整備する工事を実施。

今回の護岸工事の説明看板(浜鳥橋)

他のエリアでは、堤防付近に生い茂った草木を除去したり、川底にたまったりした土砂を取り除くことで川の流れを良くするための作業が行われています。

浜鳥橋から見た工事前の鳥山川(写真上、2019年5月)と、同じ地点から2019年秋「台風19号」上陸直前の様子(写真下、2019年10月12日9時ごろ)

普段は水量も流れも少ない鳥山川ですが、大雨時には堤防を超えんばかりに水かさが増えることもあり、洪水対策の一環とするもので、京浜河川事務所によると今年3月末に工事を終える予定だといいます。

全国的に注目を浴びる鶴見川の治水に加え、合流する支流の鳥山川でも対策が着々進められています。

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<新横浜公園>台風19号で鶴見川から流れ込んだ水は過去3番目の量に(2019年10月21日)

【参考リンク】

鳥山川:鳥山水位観測所のライブカメラ(関東地方整備局京浜河川事務所)