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普段は入れないエリアも含め、鶴見川の巨大な「多目的遊水地(新横浜公園)」をぐるりと一周するめずらしいウォーキングツアーとなります。

鶴見川流域センター(小机町)は来月(2023年)6月10日(土)午前に「鶴見川多目的遊水地(新横浜公園)」を歩いて一周するツアー「まだまだ知らない鶴見川多目的遊水地の秘密を発見に行こう!」を企画し、参加者20人を募集中です。※【5月25日18時30分追記】主催者より連絡があり、応募多数により募集締切となったとのことです。

6月10日(土)に開催されるウォーキングツアー「まだまだ知らない鶴見川多目的遊水地の秘密を発見に行こう!」の案内チラシ(主催者提供)

鶴見川多目的遊水地は、鶴見川が増水した際、一時的に水を貯めておくために設けられたものですが、普段は「新横浜公園」として使われており、遊水地となるのは台風や大雨時に限られます。

今回のツアーは多目的遊水地が2003(平成15)年6月に運用を始めてから20年を迎えたことを記念して企画され、鶴見川流域センターを起点に広大な遊水地を歩いて全貌を知ることができるようになっています。

鶴見川多目的遊水地(新横浜公園)の全景、右側は鶴見川と右手前に架かるのが「亀甲橋」、少し下流には排水門も。左奥のアンテナ塔の立つ場所が「鶴見川流域センター」、手前の建物は横浜労災病院(2021年8月)

当日は、遊水地を囲むように設けられた「周囲堤(しゅういてい)」や、鶴見川と遊水地の間にある「囲僥堤(いぎょうてい)」に加え、普段は立入禁止となっている遊水地へ川の水を流入させるための「越流堤(えつりゅうてい)」エリアにも入り、亀甲(かめのこ)橋の下流では「排水門」も見学。

また、亀甲橋の付近ではアユを始めとした生きものの見学も予定されているとのことです。

2019年10月に発生した「台風19号」では、鶴見川に迫る氾濫(はんらん)の危機を遊水地に水を貯めるなどして耐え抜き、翌日にはラグビーワールドカップの日本代表戦を日産スタジアムで開いたことから世界中から注目を集めた鶴見川多目的遊水地ですが、その詳しい仕組みはあまり知られていません。

参加者には20周年記念の「遊水地カード」プレゼントも(主催者提供)

今回は、水を貯めてあふれさせない仕組みを歩いて目の前で見て学べる機会となっています。

参加は事前申し込み参加費(1人300円)が必要で、20人の定員に達し次第、受付が締め切られるとのことです。

【関連記事】

<新横浜公園>台風19号で鶴見川から流れ込んだ水は過去3番目の量に(2019年10月21日、水が流れ込んだ際の写真も)

【参考リンク】

2023年6月10日(土)開催「まだまだ知らない鶴見川多目的遊水地の秘密を発見に行こう!」の案内(鶴見川流域ネットワーキング、下部に申込フォームへのリンクも)※募集締切(5月25日18時30分現在)