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イオン横浜新吉田店(新吉田東8)の裏手にある日本工営株式会社(東京都千代田区)の工場が今年(2019年)5月に閉鎖され、解体作業が行われています。同社によると、跡地はマンション建設が計画されているといいます。

新田小学校入口交差点へ向かうバス通りにあった日本工営の旧横浜技術センター(横浜工場)は5月に移転し、解体作業が行われている(11月9日)

建設コンサルタント事業を中心に展開する東証一部上場企業の日本工営は、終戦間もない1946(昭和21)年に千代田区内幸町で会社を設立し、1963(昭和38)年には現在地に横浜工場を開設。

横浜工場は日本工営にとって主力拠点の一つでしたが、2003年には工場敷地の一部(約1万500平方メートル)を貸し出す形で、イオン横浜新吉田店を誘致しています。

その後、残った工場は「横浜技術センター」と名を変え、同社電力エンジニアリング事業の拠点として約60人が勤務していましたが、同社によると今年5月26日限りで閉鎖し、神奈川区の新浦島町へ移転したとのことです。

イオン横浜新吉田店(右)の裏手に位置している日本工営旧横浜技術センター。イオンも同社の元工場敷地に建てられている(11月9日)

同社資料では、6月に旧横浜技術センターの土地と建物は売却したことが公表されており、敷地の面積は約2500平方メートル。11月現在、現地では「(仮称)港北区新吉田東計画解体工事」の名で長谷工コーポレーションが解体作業を行っています。

日本工営の旧横浜技術センターは、東急バスの常真寺(じょうしんじ)前停留所近くに出入口があり、新羽駅から徒歩6~7分の距離。周辺には同社従業員用の社宅や寮も置かれていますが、同社によるとこちらは現時点で移転の予定はないとのことです。

【2020年1月31日追記】

その後、現地には「(仮称)港北区新吉田東計画新築工事」との名称で建築計画看板が掲出され、4361平方メートルの敷地(建築面積2121平方メートル)に地上7階(高さ19.9メートル)地下1階建ての建物8棟(119戸、延べ面積10352平方メートル)を2020年8月に着工し、2022年2月までに建設するとのこと。建築主は株式会社東京日商エステム、施工は長谷工コーポレーション

【参考リンク】

解体が行われている旧日本工営横浜技術センター(横浜工場)の場所(グーグルマップ)

日本工営株式会社の会社案内