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港北オープンガーデンも来年で6回目となる。横浜市の税収も伸び悩む中、より一層の「市民参加型」のイベントとなり、また企業などのスポンサー支援を得られることが期待されている(港北区のサイトより:PDFファイル)

港北オープンガーデンも来年で6回目となる。横浜市の税収も伸び悩む中、より一層の「市民参加型」のイベントとなり、また企業などのスポンサー支援を得られることが期待されている(同イベントの港北区サイト:募集要項のPDFファイルはこちら

「花と緑のまちづくり」が加速するのかに注目が集まります。港北区内の個人やグループの庭や花壇を公開する第6回となる「港北オープンガーデン」(同運営委員会主催・小出瑛子リーダー)の来年(2018)開催概要が決定し、参加会場の募集を開始しました。

実施時期は前半が2018年4月27日(金)から29日(日)、後半が同5月11日(金)から13日(日)まで、10時から16時まで開催されます。

参加募集の対象は、港北区内の個人の自宅やお店等、個人で世話をしている庭や、公園や商店街等、団体・グループでお世話をしている「コミュニティ花壇」

コンテナなどを中心とした庭や、外からだけの見学でも可能ですが、1920年代の後半、ガーデニングの先進国といわれるイギリスで始まったオープンガーデンの「個人宅の庭を一般に公開する」という理念を港北区のイベントでも貫いていることから、パンフレットやインターネットを使用した同イベントの広報活動で、一部個人情報(住所・氏名・庭の写真等)を公開することに同意することが必要です。

同運営委員会では、「丹精込めたご自宅のお庭や、グループで育てている花壇などを公開して、交流の輪を広げてみませんか」と、第2回の開催以降で過去最高となる会場数や見学者数でより一層の盛り上がりをみせている「港北オープンガーデン」への参加を呼び掛けています。

薔薇(バラ)が美しい新横浜の金子さんのBerry’s Garden(2017年5月撮影)

薔薇(バラ)が美しい新横浜の金子さんのBerry’s Garden(2017年5月撮影)

なお、応募方法は、区ホームページの申請フォームもしくは申込書に必要事項を記入の上、庭や花壇の写真を添付、メールまたは郵送かFAXで提出することが必要です。

各提出内容をもとに、庭の写真などを掲載したパンフレットなどを作成し、区内施設等にて掲示・配布をするほか、インターネット上で公開予定となります。

応募締切は来月(12月)28 日(木)。提出資料を確認の上、参加可否について1月中にも回答連絡があるとのことです。

年々増加の参加者数、メディア登場や広域来場も増で街が活性化

横浜市では、2013年から初めて港北区が綱島地区でオープンガーデンを開催。好評を博したことから、翌2014年以降は港北区内全域で実施しています。

今年(2017年)は、「全国都市緑化よこはまフェア」が開催されたこともあり、港北オープンガーデンも多いに盛り上がった(トレッサ横浜・とれおんガーデン)

今年(2017年)は、「全国都市緑化よこはまフェア」が開催されたこともあり、港北オープンガーデンも多いに盛り上がった(トレッサ横浜・とれおんガーデン)

今年(2017年)は開催期間を含む3月から6月までは「全国都市緑化フェア」が横浜市で開催されたこともあり、「港北オープンガーデン」の参加会場・見学者数は増加。

会場は計84カ所(個人の庭:50カ所、コミュニティ花壇34カ所)となり、見学者数も今年は過去最高の約8300人が来場しました。

とりわけ来場者は横浜市内や神奈川県内など「港北区外」が激増したとのことで、参加者の居住地が港北区民の比率が2016年は64パーセントだったのに対し、2017年は45パーセントまで低下するという、同イベントの広域での波及効果が見られる結果となりました。

「全国都市緑化フェア」の影響もあり、今年は多くメディアにも登場した同イベントですが、今後、より“市民参加型”としての色彩強まるイベントとしての実施がなされるのか。また、2017年に初の参加となった慶應義塾大学日吉丸の会による「日吉キャンパスガイドツアー」のような新しいチャレンジが来年生まれるのか。

日吉駅前発の「ルート案内ツアー」は今年も盛況。慶應義塾大学日吉丸の会によるキャンパスツアーも港北区最大級の緑地を楽しめると高い評価を得た(2017年開催の様子)

日吉駅前発の「ルート案内ツアー」は今年も盛況。慶應義塾大学日吉丸の会によるキャンパスツアーも港北区最大級の緑地を楽しめると高い評価を得た(2017年開催の様子)

新横浜駅周辺エリアや新羽エリアなど、年々参加者は増加傾向にあるものの、全体を周遊する「ガイドツアー」の開催は日吉地区での実施のみとなっており、今年の参加者からは、「これは港北区のポテンシャル、レガシー(遺産)です。これからのイベントは単一テーマ(個人、組織)ではなく、異分野(例えば、スポーツ、音楽、芸術、地区コミュニティ等)のコラボ融合型の国際的レベルに挑戦して欲しい」(同運営委員会発行の実施報告)との声も寄せられたといいます。

港北区全体の「花と緑」を活かした街づくり、そしてその魅力が増していくのかは、参加者や関係機関の日々の緑化活動の成果とも言える花壇づくりへの“想い”、そして何より“日々の努力の結果”の反映、さらには各実施エリアや組織をも越えた「一大イベント」としての成熟を産み出していけるのか。今後の同イベントの発展に、各方面からの大きな期待が寄せられそうです。

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【参考リンク】

・ 平成30年(2017年)春<第6回港北オープンガーデン>参加会場募集中!(港北区区政推進課)

港北オープンガーデンとは(港北区区政推進課)

港北オープンガーデンFacebookページ(同運営委員会)

港北オープンガーデンTwitter(同運営委員会)