新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト
新横浜駅からもほど近い篠原町・金子さんのBerry’s Garden。今年はバラの開花が遅く、開催時に見頃になるかに注目が集まりそう(写真は昨年の開催時の様子・港北オープンガーデン運営委員会提供)

新横浜駅からもほど近い篠原町・金子さんのBerry’s Garden。今年はバラの開花が遅く、開催時に見頃になるかに注目が集まりそう(写真は昨年の開催時の様子・港北オープンガーデン運営委員会提供)

人気かつ話題の「港北オープンガーデン」が今週末も開催されます。先月(2017年4月)21日(金)から23日(日)までの3日間に前半の開催が行われた港北区による「第5回港北オープンガーデン」(同運営委員会主催)の後半の開催が、今週末5月12日(金)から14日(日)まで(10時から16時)と迫ってきました。

「ガーデン」というと交通不便な場所での開催を通常イメージするとも思いますが、新横浜には2軒も新横浜駅からのアクセスも良好な場所に「個人」が庭作りを手掛ける会場があり、「こんなに便利な場所に」と、より大きな話題となっています。

新横浜駅からほど近い場所にある金子さんの~Berry’s Garden(篠原町)は、バラの季節に合わせた5月のみの参加で、門の前のガレージやドッグラン用のスペースなど、庭の手前の一部分(外から)のみの公開予定です。

公開されるのは入口近くの一部分。「昨年お越しいただいた方がまた今年も見たい、と話しかけてくれるのがとても嬉しい」と金子さん(写真は昨年の様子・同会提供)

公開されるのは入口近くの一部分。「昨年お越しいただいた方がまた今年も見たい、と話しかけてくれるのがとても嬉しい」と金子さん(写真は昨年の様子・同会提供)

バラと宿根草(園芸用語で生育に適しない冬などには、地上部は枯れるが、地下部は生きているため春などにまた成長するもの)がメインの庭と銘打ち、一昨年第3回目(2015年)の開催時は、新横浜で唯一の参加をしていた、まさに新横浜のオープンガーデンの「レジェンド」と言える注目の庭となっています。

今年はバラの開花が例年より遅れているのが気がかりといい、「オープンガーデン開催時には、なんとかバラの花がたくさん咲くと良いのですが」と金子さん。約6百坪もの広大な敷地に、大好きだというバラの総数は、約3百から4百株はあるといい、日々庭のデザインやアレンジも手掛ける金子さんらしい「庭全体の調和」に、今年ならではの期待感も高まりそうです。

「鎌倉道」と「表谷瀧坂不動」の風情感じる加藤玉枝さんの庭への入口(2017年4月18日)

「鎌倉道」と「表谷瀧坂不動」の風情感じる加藤玉枝さんの庭への入口(2017年4月18日)

同じ篠原町の新横浜駅近くに位置する加藤玉枝さんの庭は、新横浜駅周辺のビル群があたかも手に届きそうな距離の場所に立地しており、4月に引き続き、今回(5月)も公開予定となっています。

かつて鎌倉と結ばれていたという「鎌倉道」やすぐ近くの「表谷瀧坂不動」もひっそりと、4月は華やかな八重桜、5月は鮮やかなつつじや、野の花など「自然の花」を意識しているという日本家屋ならではの雰囲気を醸(かも)す庭は、「ここは新横浜か」とつい感じてしまうほどに、街中の喧騒を忘れさせられる静寂と日本情趣に満ちた光景として訪れる人を迎えてくれそうです。

加藤さんの庭付近から眺める新横浜の高層ビル。都会の喧騒を忘れさせてくれる(2017年4月18日)

加藤さんの庭付近から眺める新横浜の高層ビル。都会の喧騒を忘れさせてくれる(2017年4月18日)

港北オープンガーデンは個人の庭に加えグループが育てている花壇も公開し楽しむ点に特色があることにより近年大きな人気が集まっていますが、「参加会場の皆様のご厚意によってこのイベントは成り立っていますので、マナーを守り見学を」と、港北区役所は多く見学者のマナー遵守(じゅんしゅ)についても呼び掛けています。

港北区全体でも、4月のみ公開の会場や、会期中は日時限定のイベントを行う会場もあるので、事前に開催情報を確認の上お出かけください。

【関連記事】

今週末からオープンガーデン5月開催、イベント発祥の原点は綱島・真島さんの庭(横浜日吉新聞、2017年5月8日)

新横浜の街中で「オープンガーデン」、話題の飲食グループ3店舗が参加(2017年4月20日)

4/21・5/12から港北オープンガーデン、寺院やトレッサも新規参加で最多の84会場(2017年4月9日)

【参考リンク】

第5回港北オープンガーデンについて(港北区区政推進課)

新横浜・岸根・菊名・妙蓮寺エリア地図[PDF](港北区区政推進課)

港北オープンガーデンTwitter

港北オープンガーデンFacebookページ