大倉山の秋をより深く、鮮やかに彩る「特別企画」が、街に新たな交流やにぎわいをもたらすことになりそうです。
今年で39回目となる「大倉山秋の芸術祭」(同実行委員会主催、田村悦臣代表)は、今週(2023年)11月1日(水)から5日(日)まで、大倉山記念館(大倉山2)で行われます。
新型コロナ禍での制約の中でも工夫と感染対策を行い、1985(昭和60)年からの歴史を刻み続けている同芸術祭。
初日となる11月1日(水)から大倉山記念館を彩る「美術展」が開かれるほか、2日(木)には開会式、コンサートや、「城」をテーマとした特別企画もスタート。
3日(金・祝)から5日(日)までの三連休には、館内や野外会場でのコンサートや体験会、発表会など、多彩なイベントが催される予定です。
2023年のテーマ「城」で歴史をつなぐ
新型コロナ禍による制限もなくなっての初開催となる今年は、テーマを「故郷のレガシーを繋(つな)いで」との思いで、特別企画として「城」をテーマに定めたイベントの数々が行われる予定です。
11月2日(木)19時から20時ころまで、記念館内のホールでは、俳優の五大路子さんによる「横浜夢座朗読劇~まぼろしの篠原城2023」を開催(限定80席で事前申し込みと支払いが必要)。
第6集会室では、2日(木)から5日(日)まで、「小机城のあるまちを愛する会」や「篠原城と緑を守る会」、大倉精神文化研究所による「小机城と篠原城」の展示(無料)を行うほか、3日(金・祝)の10時から11時30分まで、NPO法人街カフェ大倉山ミエル(大倉山4)によるワークショップ「かぶとづくり~君も武士になる?」(材料費100円、事前申込不要)や、11時から11時30分までは野外での「小机城址太鼓演奏」も予定されています。
5日(日)には、いずれも第6集会室にて無料で参加できる特別企画を用意。
11時から11時50分頃までは「小机城のあるまちを愛する会」による「おしえておじいちゃん 小机城のはなし」や「小机城と日産スタジアム~その1・その2」の紙芝居上演(無料)をで開くほか、14時30分からはアニメ上映とお話「小机の重政」も行われる予定です(アニメの上映は約30分程度を予定)。
今回の特別企画について、実行委員の田村直子さんは、「大倉山が位置する横浜の北部に伝わるレガシーを次世代につないでいきたいという思いで企画しました」と語ります。
特に、企画の主旨に賛同し出演が決まった五大路子さんや、五大さんが座長を務める「横浜夢座」、地域の歴史を知り、守り、伝える活動を日々行う団体や、今回の企画に協力を惜しまない人々への感謝の想いを抱いているとのこと。
朗読的は10月29日20時現在、残席がわずかになっているとのことで、「メールにてお早目にお申し込みください」と田村直子さん。
美術展についても、2021年から実施し「コロナ禍」でも好評を博したという、インターネット上での「WEB美術展」も行われるほか、新しい出展者も加わっての展示になるとのことで、これまでにはない「新しい芸術祭」を探すことも、大きな楽しみとなる一大イベントとなりそうです。
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・<大倉山芸術祭>2023年開催を盛り上げる、6月9日(金)夜に参加説明会(2023年5月30日)※出展者募集の記事
【参考リンク】
・大倉山秋の芸術祭公式サイト ※各イベントの詳細、送迎車の時刻表なども掲載