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「コロナ禍」を乗り越え生まれた一つ一つの作品が、秋の大倉山を彩ります。

今年(2020年)で36回目を迎えた「大倉山秋の芸術祭」の案内チラシ(大倉山記念館のサイトより)※送迎バスの運行は10月31日(土)、11月1日(日)のみ

今年(2020年)で36回目を迎えた「大倉山秋の芸術祭」の案内チラシ(大倉山記念館のサイトより)※送迎バスの運行は10月31日(土)、11月1日(日)のみ

今年(2020年)で36回目を迎えた「大倉山秋の芸術祭」(同実行委員会主催)が、きのう10月28日(水)から大倉山記念館(大倉山2)での「美術展」をスタート。

数々のイベント開催が行われる週末の10月31日(土)、11月1日(日)まで展示も行われる予定です。

新型コロナウイルスの影響については、「行政の指導をいただきながら話し合いを重ね、近隣の方々や参加者、来場者の皆様に、安心してご来場いただける形での開催を目指して準備を行ってきました」と同実行委員会

例年、地域の関係者らが集う開会式、また喫茶コーナーの設置や弁当・菓子の販売については今年は中止になったものの、新型コロナウイルス感染防止対策の「基本ルール」を策定、マスク着用や検温、人数制限や換気・消毒の徹底のほか、屋外を含めてのソーシャルディスタンスの確保依頼といったルールの厳守を呼び掛けています。

ギャラリー入口に飾られたハロウィンをイメージした作品の前で、大倉精神文化研究所の平井理事長。「カボチャは新横浜公園で作られたものを借りてきました」と笑顔で語る

ギャラリー入口に飾られたハロウィンをイメージした作品の前で、大倉精神文化研究所の平井理事長。「カボチャは新横浜公園で作られたものを借りてきました」と笑顔で語る

きのうからの期間中、連日9時から17時30分(最終日は16時まで)、2階ギャラリーで開催されている「美術展」では、地域住民などによる絵画や写真、書や大倉山エルムフォトクラブによる写真、フラワーデコレートやグループによる展示、NPO法人街カフェ大倉山ミエル(大倉山4)によるコミュニティアートやボーイスカウト横浜79団アートかれん(大倉山1)・メープルかれん(大豆戸町)の作品や実演も実施。

「コロナ禍により、発表の機会を得られなかったためか、一つひとつの作品への想いも深まり、そのクオリティも高まっているように感じます」と、公益財団法人大倉精神文化研究所(同記念館内)の平井誠二理事長も、コロナ禍の影響を色濃く受ける同展示会だからこそ、一人ひとりの作品に込めた想いを感じてもらいたいと語ります。

10月31日(土)、11月1日(日)のみ、大倉山エルム通り商店会から記念館までの送迎車が運行される(2019年開催時)

10月31日(土)、11月1日(日)のみ、大倉山エルム通り商店会から記念館までの送迎車が運行される(2019年開催時)

週末の10月31日と11月1日には、大倉山エルム通り商店会から記念館までの送迎車を運行

大倉山駅(大倉山1)から歩いて天一書房大倉山店(大倉山2)の手前の場所が乗車地点となっており、10時・11時・12時30分・13時30分・14時30分・15時30分・16時30分に運行(記念館発は9時45分・10時45分・12時15分・13時15分・14時15分・15時15分・16時15分)される予定となっています。

盛りだくさんな週末のイベントにも「定員を制限」するといった様々なコロナ対策を行う予定のこと

盛りだくさんな週末のイベントにも「定員を制限」するといった様々なコロナ対策を行う予定のこと

ホールや集会室、ギャラリーや回廊、野外ステージなどでもイベントが実施される予定となっており、秋の日を彩るダンスや音楽、ワークショップや講演会といった、コロナ禍を乗り越えての幅広い「芸術」を楽しむことができる貴重な機会となりそうです。

【関連記事】

2019年「大倉山秋の芸術祭」は10/31(木)~11/4(月・振休)、送迎車も運行(2019年10月30日)※昨年の記事

【参考リンク】

大倉山記念館へのアクセス(大倉山記念館)