「コロナ対策」により力を入れての開催となります。きょう(2021年)10月27日(水)から来月11月1日(月)まで、37回目となる「大倉山秋の芸術祭」(同実行委員会主催、立花篤彦代表)が開かれます。
大倉山の“秋の風物詩”として、すっかり地域に根付いた同芸術祭は、開期中の10時から17時(最終日のみ16時)まで開催される「美術展」と、週末の29日(金)から31日(日)までおこなわれる「イベント・展示」の2本立てで構成されています。
「美術展」は2階ギャラリーで開催され、公募による絵画や工芸、写真やフラワーアレンジメントなどを展示するほか、ギャラリーの装飾も見どころとなっています。
また、新型コロナウイルス感染症対策をより施したという「イベント・展示」は、記念館内のホールや室内の集会室といった会場では、収容定員の半数までの人数での実施に。室内楽やアンサンブルといったコンサートや紙芝居、講演会や映画上映、野外での吹奏楽やジャズなどの演奏会なども予定しています。
さらに今年は、1991(平成3)年に大倉山記念館が横浜市指定有形文化財に指定されてから30周年を迎えていることから、「記念館文化財指定30周年パネル展示と上映会」を29日(金)から31日(日)まで、9時30分から16時30分(最終日は13時)に第6集会室(2階ロビー隣)で開催。
「指定書」の現物を初公開するとともに、記念館を紹介するパネルを展示。約90年前となる建設の様子や1932(昭和7)年4月の竣工当時の様子を記録した動画などを上映するほか、31日(日)14時からは、講演会「文化財としての大倉山記念館の魅力」を定員18人の事前予約制で開催するとのことです。
本年度も、例年より日数を減らしての開催となっていることもあり、「特にイベントは、感染症対策のため、事前予約が必要なものが多くなっています。参加可否をそれぞれの問い合わせ先にご確認のうえ、ご来場ください」と、同実行委員の伊藤玲子さん。
恒例となった「送迎車運行」を今年もおこなうとのことで、イベント開催日の29日(金)から31(日)までの3日間、大倉山エルム通り商店会内の天一書房大倉山店(大倉山2)前の乗車スペースから、大倉山記念館駐車場まで運行する予定とのことです。
伊藤さんは、「映画鑑賞会は、美術展終了後のギャラリーにて、絵画に囲まれながらの映画鑑賞をおこなうという企画。初参加となる即興劇体験やゴスペル演奏、カラー診断なども楽しんでもらえれば」と、感染症対策により力を入れての当日の来場やイベントへの参加を呼び掛けています。
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【参考リンク】
・10月27日~「大倉山秋の芸術祭」からのお知らせ(大倉山記念館)
・公益財団法人大倉精神文化研究所のサイト ※講演会「文化財としての大倉山記念館の魅力」についてなど