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港北区内でも急激に感染者が増えています。感染力が強いとされる「オミクロン株」の急速な拡大により、今年(2022年)も首都圏で「まん延防止措置」の発出が目前に迫るなか、港北区でも1月10日(月・祝)ごろから感染者数が増加。今月は18日(火)時点で計288人となり、このうち36.5%は新型コロナウイルスワクチンを2回接種済みでした。

横浜市では昨年12月8日以降、18区別の数値もリアルタイムで公表するようになった(横浜市「新型コロナウイルス感染症関連データサイト」より)

横浜市が公表している1月18日(火)時点のデータによると、1月は市内全体で3937人の感染者(陽性者)が発生しており、このうち29.3%がワクチンを2回接種済みでも感染する「ブレイクスルー感染」でした。

18区別の感染状況は、鶴見区の407人が最多で、青葉区(342人)、港北区(288人)、神奈川区(272人)、南区(253人)と続いています。

港北区の感染状況を詳しく見ると、1月9日(日)までは1ケタか無発生の日が続いていましたが、1月10日(月・祝)に17人が発生し、翌11日(火)の9人を除き、以降は2ケタの日が続き、先週15日(土)からは1日40人以上が発生している状況です。

港北区内における2022年1月の感染者(陽性者)発生状況を表した18日(火)時点のグラフ、15日(土)以降は急速に増加している(同)

きのう18日(火)までに感染した288人のうち、症状では「軽症」が89.6%(258人)を占め、「無症状」も4.5%(13人)でした。「中等症」は80歳代男性の1人にとどまり、重症者は出ていません

年代別では「20歳代」が40.6%(117人)と突出して多く、「30歳代」は17.4%(50人)、「40歳代」が14.9%(43人)と続いています。

感染者におけるワクチン2回接種の有無は、12歳以上が接種対象となっている「10歳代」では70%が未接種でしたが、「20歳代」も67%が接種していませんでした。

18日(火)までの1月中における主な数値は以下の通りです。

港北区内における1月(18日間)の感染状況

<陽性者数>

  • 288人(市内全陽性者の7.3%)

<症状>

  • 軽症:258人(89.6%)
  • 調査中:16人(5.6%)
  • 無症状:13人(4.5%)
  • 中等症:1人(0.3%)

<性別>

  • 男性:163人(56.6%)
  • 女性:125人(43.4%)

<ワクチン>

  • 2回接種済み:105人(36.5%)

<年代別>

  • 10歳未満:13人(うち接種済み0人)
  • 10歳代:30人(うち接種済み9人)
  • 20歳代:117人(うち接種済み39人)
  • 30歳代:50人(うち接種済み19人)
  • 40歳代:43人(うち接種済み18人)
  • 50歳代:22人(うち接種済み13人)
  • 60歳代:5人(うち接種済み3人)
  • 70歳代:4人(うち接種済み3人)
  • 80歳代以上:2人(うち接種済み1人)

横浜市内18区における1月(18日間)の感染状況

  • 市内全体:3937人(うち接種済み1155人)
  • 鶴見区:407人
  • 青葉区:342人
  • 港北区:288人
  • 神奈川区:272人
  • 南区:253人
  • 旭区:239人
  • 戸塚区:235人
  • 都筑区:218人
  • 緑区:213人
  • 中区:198人
  • 港南区:194人
  • 金沢区:188人
  • 保土ヶ谷区:180人
  • 磯子区:143人
  • 西区:143人
  • 泉区:116人
  • 市外(県内):88人
  • 瀬谷区:77人
  • 栄区:55人
  • 市外(都内):35人
  • 非公表:32人
  • 県外:21人

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

【関連記事】

横浜市が「3回目接種」さらに前倒し、65歳以上の市民は1月31日から(2022年1月21日、さらなる前倒しが決定)リンク追記

【前年記事】5/11(火)まで横浜・川崎に「まん延防止措置」、緊急事態と何が違うのか?(横浜日吉新聞、2021年4月19日、「まん延防止措置」の詳しい説明)

【参考リンク】

横浜市「新型コロナウイルス感染症関連データサイト」(感染状況のデータ一覧)