【2022年1月の記事です】大豆戸交差点近くの綱島街道沿いにあるホームセンターとマクドナルドが今月(2022年)1月末で同時に閉店となります。(※)大豆戸交差点寄りに独立した建物で営業していた旧「おうちDEPO」は閉店しましたが、菊名寄りの「オリンピック大倉山店」は営業を継続しており、また「おうちDEPO」はオリンピック大倉山店内に移りました(2024年1月20日追記)
大豆戸町にある「おうちDEPO(デポ)大倉山店」と同店内にある「マクドナルド大倉山オリンピック店」が1月31日(月)での閉店を告知しています。敷地の契約終了によるもので、跡地は宅地化される見通し。なお、隣接地にある「オリンピック大倉山店」(大豆戸町)は今後も営業を継続するとのことです。
おうちDEPOは、ディスカウントストア「オリンピック(Olympic)」のDIY・ガーデニング用品を扱うホームセンター業態。おうちDEPO大倉山店の建物は当初、「オリンピック大倉山店」として使われており、その後に菊名駅寄りの旧住宅展示場(菊名ハウジングステージ)跡に拡張した隣接地の“新館”へ移っていました。
両チェーンを統括する株式会社Olympicグループ(東京都国分寺市)によると、今回の閉店は契約満了によるものだといい、おうちDEPOの閉店後も隣接するオリンピック大倉山店の営業は「問題なく継続する」といいます。
かつて、おうちDEPO大倉山店の敷地には、2002(平成14)年に鶴見区の不動産事業者「ナイス」が運営するホームセンター「ライブピア大倉山店」(店舗面積約2000平方メートル)が出店。
ライブピア撤退後の2007(平成19)年3月から「オリンピック大倉山店」となった経緯があります。
ライブピア大倉山店だった時代の2002年11月から同店内の一画で営業していたのが「マクドナルド」で、現在は「マクドナルドオリンピック大倉山店」との店舗名に変更。併設するホームセンターの閉店に連動し、同じ日に店を閉じることになりました。
マクドナルドのオリンピック大倉山店は、日本のマクドナルド店舗でモバイルオーダー利用が最多(2020年)を記録するなど、ホームセンター併設の限られたスペースながら利用客の多い店として知られますが、日本マクドナルド株式会社(東京都新宿区)によると、オリンピック大倉山店の閉店後も近隣で出店する予定は今のところ無いとのことです。
地域の関係者によると、おうちDEPO大倉山店が建っている敷地は、今から20年前の2002年に20年間の期間限定という約束で借り、店舗として活用していたものだといいます。
「大倉山店の業績は悪くないため、オリンピックグループが土地を買い取る動きもあったようだが、地価の高騰もあって厳しく、最終的にはマンション用地として使われると聞いている。マクドナルドが閉店すると知った子どもたちはがっかりしていた」(地域関係者)
同地は交通の結節点である大豆戸交差点が至近で、菊名駅東口と大倉山駅の両駅へも徒歩10分程度という交通至便な環境にあるだけに、宅地としての需要も高かったようです。
【関連記事】
・売上好調でも撤退した菊名の「崎陽軒」、郊外展開のさきがけだったが……(2021年4月28日、「おうちDEPO大倉山店」の正面付近にあった)
【参考リンク】
・おうちDEPO大倉山店の案内ページ(2022年1月31日閉店予定、駐車スペース200台)
・マクドナルド大倉山オリンピック店(2022年1月31日閉店予定、66席)
・オリンピック大倉山店(菊名駅寄りの建物、今後も営業を継続)