港北区の“住みここち”に関する偏差値は「59.2」で神奈川県内で9位、首都圏36位という順位でした。首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に居住する計16万5302人を過去3年間にわたって調査した「いい部屋ネット・街の住みここちランキング2021<首都圏版>」がきのう(2021年)5月19日に発表されました。
同ランキングは、大東建託株式会社(東京都港区)が2019年から毎年行ってきたWebアンケートによる調査で、現在居住している街の評価を100点満点中5段階(100点/75点/50点/25点/0点)で尋ねたもの。これまで3年間にわたって計16万5302人が下した評価を集計したものだといいます。
首都圏の「自治体・行政区」を対象とした街の住みここちランキングでは、1位の東京都中央区から100位の小田原市まで“トップ100”の順位が発表され、港北区は前年の46位から順位を10上げて36位となりました。
平均値である「50点」からの隔(へだ)たりを示した「偏差値」で見ると、港北区は「59.2」という結果で、首都圏35位の鎌倉市の「59.7」よりわずかに低い値(あたい)となっています。
神奈川県内の自治体・行政区に限ったランキング(4万1393人対象)では、港北区は前年の11位から2つ順位を上げて9位となり“ベスト10”に入りました。要素別では「親しみやすさ」(7位)や「交通利便性」(9位)、「イメージ」(12位)といった点で比較的高い順位です。
一方、「行政サービス」(29位)や「静かさ治安」(30位)、「自然観光」(42位)、 「物価家賃」(45位)といった要素で低い順位に沈んでいます。また、総合順位でも県内トップの都筑区や同3位の青葉区といった“旧港北区”の行政区に引き離されました。
このほか、駅ごとに見た住みここちランキングでは、首都圏の100位までに港北区内の駅はランク外という結果。
ただ、神奈川県内の駅に限れば、28位に大倉山(偏差値60.6、前年20位)、42位に岸根公園(偏差値57.9、前年19位)、43位に日吉(偏差値57.9、前年49位)、46位に綱島(偏差値57.1、前年51位)が入っています。
【関連記事】
・居住者に聞いた“住み心地の良い街”、港北区からは64位の「大倉山」だけ(2019年2月21日)※大東建託のランキングは3年前からスタートし、当時から大倉山が登場していた
・<住みたい街ランキング>新横浜が過去最高の65位、菊名が170位に初登場(2021年3月10日)※リクルートの住みたい街ランキングでは新横浜・菊名・綱島・日吉は出てくるが、大倉山は入っていない
【参考リンク】
・【首都圏版】街の住みここちランキング2021「自治体ランキング」(大東建託「いい部屋ネット」)※港北区は首都圏36位に登場
・【神奈川県版】街の住みここちランキング2021「自治体ランキング」(大東建託「いい部屋ネット」)※港北区は県内9位に登場
・【神奈川県版】街の住みここちランキング2021「駅ランキング」(大東建託「いい部屋ネット」)※県内28位に大倉山駅、同42位に岸根公園駅などが登場