“住み心地の良い街(駅)ランキング”の100位までに、港北区内から入ったのは64位の大倉山だけでした。首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に居住する6万1319名を対象に行われた「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<首都圏版>」がきのう(2019年2月)20日に発表されました。
賃貸アパート・マンションによる土地活用や「いい部屋ネット」ブランドでの仲介事業などを展開する大東建託が行ったWebアンケートによる調査で、「住みたい街」ではなく、実際に住んでいる人へ「住み心地」を尋ねているのが特徴です。
これによると、「街(駅)の住みここちランキング」の総合100位までに港北区内から入ったのは、64位の大倉山駅だけで、日吉や綱島、菊名、新横浜などの区内駅は入りませんでした。大倉山は、主に世帯年収1200万円以上の既婚世帯から支持を集めました。
なお、総合ランキング1位は広尾駅(東京都港区)で、2位は市ケ谷駅(東京都千代田区・新宿区)、3位には都筑区のグリーンライン沿線にある北山田駅が入っています。
行政区別の住みここちランキングでは、港北区が33位に入り、鎌倉市や東京都墨田区、千葉市美浜区などと同水準。20歳代や30歳代に支持を集めました。
一方、居住者以外の回答による「行政区評価ランキング」では港北区が11位に付けており、区外の20歳代や40歳~50歳代に高評価を得ています。
港北区は、区外から良いイメージを持たれている一方で、実際に住んでいる人は、それほど高い評価はしていないということが言えそうです。
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