新型コロナウイルスの影響で横浜市営バスの乗客が2割程度減っており、今年度(2021年3月)末までに小机駅前や鳥山、篠原池などを経由する「39系統」(中山駅前~小机駅前~横浜駅西口)など保土ケ谷・緑エリアで運行本数の見直しを検討するとのことです。
市交通局が横浜市会の「水道・交通委員会」で資料を公表したもので、今年2月下旬から利用者が落ち込み、4月7日から5月25日までの緊急事態宣言で大幅に乗客が減少。その後は持ち直したものの、おおむね前年と比べて2割減になっているといいます。
このため、先月11月4日には「6系統」(新横浜駅前~太尾新道経由~大倉山駅前~トレッサ横浜~梶山~鶴見駅西口)など鶴見・港北エリアの一部系統で減便が行われていました。
今年度末までには、保土ケ谷・緑エリアの「39・56・62・92」などの各系統で本数の路線や運行本数の見直しを検討しているとのことです。
市交通局では「引き続き、各エリアにおいて、お客様の動向に応じて市内を運行する他のバス事業者の対応も見極めながら、行先・経路の見直しや、最寄駅までの輸送に特化した路線短絡、運行便数の見直しなどを検討していきます」としています。
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・<市営バス収支>小机など走る「39系統」が赤字脱却、港北区内4路線で黒字(2020年9月3日)
・<東急バス>12月に再改正、日吉・綱島~高田方面の路線に影響、土曜ダイヤ復活も(横浜日吉新聞、2020年11月27日、東急バスでもコロナ後に一部減便)
【参考リンク】
・新型コロナウイルス感染症による市営バスへの影響と今後の取組について(PDF、横浜市会水道・交通委員会資料、2020年12月10日)