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全4回の講座で港北区を学ぶ「港北地域学」講座(港北区主催、港北ボランティアガイド企画)今月(2020年)11月27日(金)からスタートします。来年(2021年)3月19日(金)まで、城郷小机地区センターや綱島地区センター、港北区役所を会場に地域の歴史や水害、交通、寺社などをテーマ4人の講師がそれぞれ登壇するほか、現地に参加できない場合も後日にインターネットを通じて映像の配信を受けることが可能です。

第1回は11月27日(金)に城郷小机地区センターで開かれる(港北区の案内ページより)

今回の港北地域学講座は、11月27日(金)の第1回城郷小机地区センター(小机町)を会場に「港北の治水~過去・現在・未来~区民を守った鶴見川のヒ・ミ・ツ」と題し、慶応義塾大学名誉教授の岸由二さんが担当。洪水に悩まされてきた区の歴史や、現在の区内における治水状況などを詳しく解説します。

第2回は綱島地区センター(綱島西1)に会場を移し、来年1月20日(水)「綱島・池谷家と日月桃の歴史~かつて日本一だった日月桃」とのテーマで、池谷(いけのや)家の第16代当主で、現在も日月桃(じつげつとう)の栽培を行っている池谷道義さんが綱島の歴史を俯瞰しながら、かつて日本一と言われた“綱島の桃”について語ります。

港北区を流れる鶴見川

2月17日(水)の第3回港北区役所(大豆戸町)4階を会場とし、「港北の交通・物流の移り変わり~川と鉄道と道路から生まれた港北」と題して、港北区の歴史を長年研究してきた大倉精神文化研究所で所長をつとめる平井誠二さんが講師を担当。今回は「交通・物流」に焦点を当て、鶴見川の舟運(しゅううん)から幹線道路、新幹線の開通といった変化と経緯を考えます。

最後の第4回は3月19日(金)港北区役所4階を会場とし「港北区内のお寺・神社巡りの楽しみ方」とのテーマで開催。寺社研究家として著書もある田廻(たまわり)良弘さんが登壇し、これまで全国の寺社をめぐりつくしたなかで、港北区の各地区に点在する古刹(こさつ)の魅力を分析するとともに、寺社巡りの愉しさを語りつくします。

講座「港北地域学~もっと学ぼう!港北区のあれこれ」の開催日時とテーマ一覧(港北区の案内ページより)

いずれも開催時間は13時30分から15時30分の2時間。各回とも1人500円の参加費と、各回の締切日までに申し込みフォームなどで応募が必要で、参加者が多数の場合は抽選になるとのことです。

また、新型コロナウイルス対策のため、会場の定員が制限されることから、各公演を映像に収録し、後に配信を受けることも可能としており、その際もあらかじめ申し込みが必要となっています。

【関連記事】

<コラム流域思考>暴れ川だった「鶴見川」の記憶、未来にそなえる流域思考の連携へ(2017年5月1日、第1回の講師・岸由二さんの連載)

<綱島・池谷家>桃の収穫が最盛期に、サイトも復活で“希少な”直売を告知中(横浜日吉新聞、2019年7月16日、第2回のテーマ関連)

区の魅力を発信~平井 誠二さん(大倉精神文化研究所長)(2020年1月10日、第3回の講師・平井誠二さんのプロフィールなど)

【参考リンク】

講座「港北地域学~もっと学ぼう!港北区のあれこれ~」参加者募集中(港北ボランティアガイド、申し込みも可能)

「港北地域学」講座~もっと学ぼう!港北区のあれこれ(2020年11月27日~2021年3月19日、全4回)の案内(港北区)