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自分たちが住む“街”をきれいにする子どもは「金メダル」で表彰したい――そんな想いを、歴代のPTA会長がつないでいる学校があります。

代々PTAに引き継がれている「城郷クリーン作戦」には、城郷小学校の生徒や保護者、教職員などの有志が参加。ボーイスカウトや地域の少年野球チームも加わり、同校周辺の美化活動を行っている

代々PTAに引き継がれている「城郷クリーン作戦」には、城郷小学校の生徒や保護者、教職員などの有志が参加。ボーイスカウトや地域の少年野球チームも加わり、同校周辺の美化活動を行っている

JR横浜線小机駅から徒歩約8分。新横浜や日産スタジアムにも近い横浜市立城郷小学校(鳥山町)では、同校のPTAが主体となり、自発的に児童や保護者、同校の教職員らが参加する「城郷クリーン作戦」を、夏、初冬、真冬の時期などの課外時間帯(土曜日など)に、年度内で計3回実施しています。

1900(明治33)年創立、今年で128年の歴史を刻む同校の卒業生で、1999年から2004年まで第34代のPTA会長に就任していた横溝一則さんが、在任時の2003年から実施を呼び掛けたことにより始まったこの「作戦」。

続く第35代の大澤由美会長(この日も参加)、また現在の第40代となる古川典明会長にも、途切れず同作戦は引き継がれています。

今年も第2回目となる「作戦」が、今月(2018年)12月1日(土)の午前中に行われ、PTAの呼び掛けにより、同校の児童や保護者の有志、教職員10名ほから約130名が参加。

穏やかな初冬の気候となったこの日、城郷小学校には約130人が集結。5班に分かれ、城郷地区を1時間強もの時間をかけて巡回した

穏やかな初冬の気候となったこの日、城郷小学校には約130人が集結。5班に分かれ、城郷地区を1時間強もの時間をかけて巡回した

朝9時40分すぎ頃から11時頃までの約1時間余りを、5つのグループに分かれて巡回。児童は保護者、教職員らとともに、学校周辺の通学路のゴミを拾う美化活動を行いました。

当日は、同小学校の関係者に加え、小机、新横浜地域を中心に活動するボーイスカウト団「ボーイスカウト横浜第20団」や、少年野球チームの鳥山ジャイアンツ富士塚レディアンツの指導者・保護者やメンバーらも参加。

同校PTAは、献血カーを同校の授業参観日に招いての「献血活動」を毎年行うなど、地域や社会への貢献活動の取り組みが神奈川県教育委員会から高く評価され、2018年度優良PTA表彰も受賞しています。

同校の巴(ともえ)幹晴校長は、「(当校の)トイレ改修が終わり、トイレがきれいになると、汚れなくなった。きれいな環境の中では、汚れにくいと感じています。街のきれいは、学校のきれいに変わっていくのです」と、同作戦の大切さについて言及します。

「城郷クリーン作戦」の土台を作った第34代PTA会長の横溝一則さん(左)、バトンを引き継ぐ第40代(現)会長の古川典明さん。街に「恩返し」をしながら、街に生きる意味を子どもたちに伝えていく

「城郷クリーン作戦」の土台を作った第34代PTA会長の横溝一則さん(左)、バトンを引き継ぐ第40代(現)会長の古川典明さん。街に「恩返し」をしながら、街に生きる意味を子どもたちに伝えていく

横溝元会長は、「個人、また一家で街の清掃活動を行うのは難しいが、学校やPTAでの“大勢”での取り組みであれば行うことができる。子どもたちがゴミを拾う姿を見た人は、たばこやペットボトルのポイ捨てをしなくなるんです」と、街を綺麗にすること、それを継続し、積み重ねていくことの大切さを、地域や周辺校にも伝えていきたいと熱く語ります。

街をきれいにする子どもたちには、金メダルを授与したい」と、周辺校にも先駆けての「城郷クリーン作戦」のバトンを代々つないできた同校PTAの取り組み。

世界中でのゴミ・環境問題が広く叫ばれる中、世界の先進地域として、日本代表・世界代表としての、環境・美化活動での「金メダル」を受け取る子どもたちが増えていくことが、「東京オリンピック・パラリンピック2020」の開催を待つ地域に住まう人々にとっても、より大切なこととして受け留められていきそうです。

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【参考リンク】

横浜市立城郷小学校のサイト

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