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「コロナ禍」続きで遠出ができない今年の夏。駅の展示で「夏の旅」を感じてみませんか。

「人のつながり」が縁となり、青森ねぶたや金沢シーサイドラインに関する展示を行っていると語るJR小机駅の曽我部駅長(7月1日)

「人のつながり」が縁となり、青森ねぶたや金沢シーサイドラインに関する展示を行っていると語るJR小机駅の曽我部駅長(7月1日)

JR横浜線小机駅(小机町)は、今年(2021年)5月のゴールデンウイーク明け以降、同駅コンコース内に、青森県の夏を彩る祭りとして知られる「青森ねぶた祭」に関する展示をスタート。

今月7月1日からは、新たに横浜市南部を走る鉄道「金沢シーサイドライン」とのコラボ企画として、「シーサイドライン沿線へ横浜線で遊びに行こう!」キャンペーンを初企画しています。

同駅改札外と券売機の間のスペースに大型パネルパンフレット台を設置したほか、同駅で受け取った「特製カード」を、シーサイドライン新杉田駅で提示すると、市水道局によるミネラルウォーター「柴口このみのおいしい水」をもらえるキャンペーンを9月30日まで実施しています(いずれも駅での受け取り時間は7時から17時まで、なくなり次第終了)。【2021年9月30日追記】キャンペーンは2021年11月30日まで延長になりました。

2014年8月にシーサイドラインの駅務員キャラクター(鉄道むすめ)として採用された「柴口このみ」が、横浜金沢への旅へと誘う(7月1日)

2014年8月にシーサイドラインの駅務員キャラクター(鉄道むすめ)として採用された「柴口このみ」が、横浜金沢への旅へと誘う(7月1日)

2つの企画について、新横浜駅(横浜線=JR東日本)の駅長も兼務する曽我部敬駅長は、「実は、ぞれぞれに駅員による“人のつながり”があり、企画展示を行うことになりました」と、同駅から新青森駅(青森市)に転勤した職員との交流、また金沢シーサイドラインとのつながりを持つ伊東篤史助役の活躍があり、企画が実現に至ったと説明します。

特に、新型コロナ禍により、青森県への旅は難しく、また今年も青森ねぶた祭りが中止になってしまったことから、「新青森駅近郊の、青森市立新城中学校の皆さんが、折り紙で作成した金魚ねぶたを送ってくれたんです」と、手作り金魚ねぶた100個や、中学生のメッセージボードを、きょう7月16日から追加展示する予定とのこと。

2年連続で中止となってしまった「青森ねぶた祭」の展示も、新青森駅の駅員とのつながりが縁となり実施している(7月1日)

2年連続で中止となってしまった「青森ねぶた祭」の展示も、新青森駅の駅員とのつながりが縁となり実施している(7月1日)

毎年、ねぶた祭りの際に新青森駅で配布していたという金魚ねぶた。「お祭り中止の“残念な思い”を、少しでも晴らすことができればという気持ちで展示する予定です。ぜひ小机駅にお立ち寄りいただければ」と曽我部駅長。

いずれも展示は9月30日までを予定。「コロナ収束後は、いずれの地も旅してもらいたい」と語る曽我部駅長、伊東助役ら同駅駅員が奏でる“夏の旅”への誘いに、ささやかな共感が寄せられる夏の日々となりそうです。

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【参考リンク】

観光スポット・イベント情報~青森ねぶた祭<2021年は中止となりました>(JR東日本のサイト)

金沢シーサイドライン公式サイト(株式会社横浜シーサイドライン)