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コロナや寒さに負けない取り組みを――JR横浜線小机駅3つの「チャレンジ」で、業界や地域住民からの熱視線を集めています。

JR小机駅でアプリ「クックパッドマート」から注文した生鮮食品をトライアル期間中受け取り可能となった(2月4日)

JR小机駅でアプリ「クックパッドマート」から注文した生鮮食品をトライアル期間中受け取り可能となった(2月4日)

JR東日本は、料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」を展開しているクックパッド株式会社(西区みなとみらい)と連携。

生鮮食品をアプリから購入できるネットスーパー「クックパッドマート」で注文した食材を、小机駅(小机町)などで受け取れるサービスをトライアル実施しています。

今回の連携について、スタート初日となった今月(2022年)2月4日に同駅を訪れた新規事業開発の担当者は、「各駅を暮らしのプラットフォームにしようという『ビヨンド・ステーションズ(Beyond Stations)構想』の一環での実施となります」と、今回の事業を開始した理由を説明。

「クックパッドマート」の受け取り方法について駅頭で案内している

「クックパッドマート」の受け取り方法について駅頭で案内している

小机駅・新横浜駅の曽我部敬駅長は、「コロナ禍を機に、生活サービス事業の必要性が高まっていると感じています」と、駅におけるサービスの多様化に力を入れていくことが必要だと日々感じているといいます。

小机駅についても、「日産スタジアム(新横浜公園)の最寄り駅の印象が強いと思いますが、実はベッドタウンという色彩が強い駅。忙しくスーパーマーケットに買い物に行きづらい方など、ぜひ駅に立ち寄り利用してもらえれば」と、地元に通い住まう客層にサービスのトライアル実施を伝えたいと意気込みます。

注文した食材の受け取り可能時間は昼12時から23時までとなっており、注文期間は5月29日(日)まで、受け取り期間は5月31日(火)までとなっています。

券売機近くに個室型ワークスペース「STATION BOOTH(ステーションブース)」も新登場。日産スタジアム利用時にも使えるかも

券売機近くに個室型ワークスペース「STATION BOOTH(ステーションブース)」も新登場。日産スタジアム利用時にも使えるかも

同駅では、昨年(2020年)12月21日から、駅構内のシェアオフィスとしてJR東日本が展開する個室型ワークスペース「STATION BOOTH(ステーションブース)」も新たに2台設置。

先月1月11日から2月28日まで、横浜市無形民俗文化財に指定されている港北区ゆかり注連(しめ)引き「わら蛇」の展示も昨年度(2020年度)に引き続きおこなっています。

地域の皆様にとって役立つようなことにこれからも挑戦していきたい」と語る曽我部駅長。

前回展示とは異なる位置に「わら蛇」の展示がおこなわれている

前回展示とは異なる位置に「わら蛇」の展示がおこなわれている

特に、クックパッドとの連携については、「スタートアップ」の試みとして、今後の需要があるかを見極めていきたい(曽我部駅長)といい、同社が掲げる“駅のビジネス創発拠点化”の一翼を担えるかにも大きな注目が集まりそうです。

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【参考リンク】

クックパッド、JR東日本と連携して駅改札で食材を受け取りできるサービスのトライアルを実施(クックパッド株式会社)

STATION BOOTH(STATION WORK~東日本旅客鉄道株式会社)