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大倉山記念館から“太尾”を経由して新横浜へ、自然と歴史の移り変わりを感じられるルートで歩きます。

港北区が主催する「花と木のウォーキングツアー」シリーズの第4回で、港北ボランティアガイドの会が案内する「大倉山から自然と芸術を求めて新横浜へ」が来月(2024年)2月20日(火)午前に開かれるのにあたり、参加者50人の募集が2月5日(月)まで行われています。

2月20日(火)午前に行われる花と木のウォーキングツアー第4回「大倉山から自然と芸術を求めて新横浜へ」の案内チラシ(港北区の案内ページより)

当日は9時半に大倉山記念館前に集合。広場のカヤの木やヒマラヤ杉、シドモア桜、ハナミズキなどを鑑賞し、花咲く季節を迎えた「大倉山公園梅林」で春の気配を味わいます。

丘を下って、大倉山の古刹(こさつ)「歓成院(かんじょういん)」を参拝。大倉山出身の建築家・隈研吾さんが設計した客殿を鑑賞したあとは、大倉山の総鎮守である「太尾神社」を経て鶴見川沿いの「太尾堤緑道」に入ります。

歓成院で2022年に完成した新たな「客殿(きゃくでん)」の前で隈研吾さん(左3人目)ら建設関係者(2022年10月)

歓成院も太尾神社も丘のふもとにあり、大倉山が「太尾」と呼ばれた昔は平地に家を建てず、古くからの家々は高台近くにかたまっているのはなぜなのかなども考えてみたいところ。

太尾堤緑道沿いでは、何種かの桜や、かりん、夏みかん、キウイなど果実がなる木、こぶしの花などに期待しつつ新横浜方面へ向かいます。

太尾堤緑道は桜の名所としても知られるが、今回のツアーでは桜の時期には少し早いか(資料写真)

緑道には1989(平成元)年に開催された彫刻展「ヨコハマビエンナーレ」に出品された彫刻作品が設置され、自然だけでなく芸術も味わえるスポットです。

太尾堤緑道に展示されている彫刻作品にも注目したい(資料写真)

緑道沿いの「太尾公園」と「太尾南公園」を経て、大豆戸町から新横浜の街に入ると現れる「横浜アリーナ」は、神奈川県で唯一日本音響家協会の「優良ホール100選」に選出された大型ホール。“自然と芸術”をテーマにした今回のツアーでは、これまでとは少し違う視線で眺めたいろころです。

新横浜駅前公園では「河津桜」が楽しめるかもしれない(港北ボランティアガイドの会提供)

その後に訪れる「新横浜駅前公園」では、河津桜など早咲きの桜の花に期待し、「新横浜線」の開通から間もなく1年が経つ新横浜駅まで約6キロのツアーはここで終了となります。

参加費は500円。港北ボランティアガイドの会のホームページ内にある申込フォームなどから2月5日(月)までに事前申し込みが必要。定員は50人で応募者多数の場合は抽選となります。

【関連記事】

建築家・隈研吾さん、生まれ育った「大倉山」への深い思いを語る(2022年9月12日、歓成院についても)

3年ぶりに「港北ふるさと映像祭」、区内ロケの貴重な映画など6/23(日)に多数公開(2019年6月17日、太尾堤緑道が舞台となった映画「おじさん公園のひみつ」についても)

【参考リンク】

2024年2月20日(火)開催「令和5年度・花と木のウォーキングツアー『第4回 大倉山から自然と芸術を求めて新横浜へ』」(港北区区民活動支援センター)

2024年2月20日(火)開催「花と木のウォーキングツアー『大倉山から自然と芸術を求めて』」の案内(港北ボランティアガイドの会)