＜横浜グリッツ＞首位相手に意地を見せた延長「勝点1」、リーグ戦は残り6試合

プロアイスホッケー「アジアリーグ」の横浜グリッツ（GRITS）は、今月（2024年）1月20日と21日に本拠地の「KOSE新横浜スケートセンター」で約1カ月ぶりとなる2試合を行い、首位チームを相手に延長に持ち込む意地を見せました。

2024年のグリッツは、1月6日から敵地でレッドイーグルス北海道と東北フリーブレイズに4連敗を喫しており、新年はまだ未勝利の状況です。

大澤勇斗選手（#14）は初戦第3Pにフェイスオフからそのままパックをポストに叩き込むという珍しいゴールなど、2試合で計3得点の活躍（1月21日）

そんななかで迎えた首位・HLアニャンとの初戦では、二度にわたって2点差を追い付いて延長戦に持ち込み、プレイヤーがGKと1対1でシュートを放つPSS（ペナルティシュートアウト）に突入。

グリッツは5選手が登場してPSを放ったもののゴールを破れず、HLアニャンのシン・サンフン選手（#47）がこの日だけで4得点目となるPSを決めてこれが決勝点となりました。

首位チームからの“金星”を逃しましたが、勝ち点制で争われる今シーズンは、PSSに持ち込むと敗れた側にも勝ち点1が付いています。

1月10日に入団が発表されたばかりの中央大学在学中（4年生）のルーキー、DF・畑山隆貴（りゅうき）選手（#43）が2試合とも出場し、初戦で2アシストの活躍を見せた（1月21日）

翌21日の2戦目では、第2P（ピリオド）早々に先制点を奪うものの、27分に追い付かれると、中盤の34分から37分に3連続失点。2対6で敗れました。

現時点でグリッツは3勝23敗（勝ち点10）で最下位に沈んでおり、今季のリーグ戦も残すは6試合となっています。

この2連戦は初戦に991人、2戦目も900人の観客を集めた（1月21日）

HLアニャンとレッドイーグルス北海道からチーム創設以来初となる勝利を奪い、上位チームとも互角に戦える試合も増えており、この先の試合は「シーズンの集大成を出せるような形にしたい」と浅沼芳征監督。

日本代表戦などでアジアリーグの試合間隔が空くなか、グリッツの次戦は新横浜で最後のリーグ戦となる2月17日（土）・18日（日）のレッドイーグルス戦となります。ここで地元のファンに勝利を届けたいところです。

（※ページ下部に1月6日から21日までの6試合の結果詳細を掲載）

横浜グリッツ 2024年「アジアリーグ」日程

＜2月＞

2月17日（土）15:00：レッドイーグルス北海道（新横浜）
2月18日（日）14:00：レッドイーグルス北海道（新横浜）

＜3月＞

3月16日（土）15:00：東北フリーブレイズ（東京・東伏見）※横浜グリッツ主催
3月17日（日）14:00：東北フリーブレイズ（東京・東伏見）※横浜グリッツ主催
3月23日（土）14:00：H.C.栃木日光アイスバックス（日光）
3月24日（日）14:00：H.C.栃木日光アイスバックス（日光）

横浜グリッツ 2024年「交流戦」日程

＜2月＞

2月24日（土）13:30：北海道ワイルズ（釧路）
2月25日（日）15:00：北海道ワイルズ（釧路）

＜3月＞

3月9日（土）15:00：北海道ワイルズ（新横浜）
3月10日（日）14:00：北海道ワイルズ（新横浜）

横浜グリッツ試合結果（1月21日～1月6日）

（※）左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の「＃数字」は背番号、「←」の前に記載の選手はアシストを記録、（+1）は相手より人数の多いPP（パワープレー）中の得点、（-1）は相手より人数の少ないPK（ペナルティキリング）中の得点、（EN）は相手がゴールキーパーを引き上げ6人攻撃中の得点、FW＝フォワード、DF＝ディフェンス、GK＝ゴールキーパー