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菊名駅や大倉山駅の「売店」が変わります。

今月(2023年)6月初旬から菊名大倉山、日吉など東急線の駅売店トークス(toks)」が一時的に休業し、店舗の改装が行われています。これは昨年(2022年)3月から新たに駅売店の運営者となった東急ストアが自社で展開する商品類やノウハウを導入していくためだといいます。

駅のホームなどにある対面式の小型売店は「トークス(toks)」の名で展開中(2018年、菊名駅)

東急線各駅に置かれた駅売店は、これまで東急グループ内の「東急ステーションリテールサービス」が運営していましたが、昨年3月に東急ストアが同社を合併する形で再編されていました。

新たに東急ストアが運営することになった駅売店は2種類あり、菊名駅の改札外東口側や綱島駅(2カ所)などは、コンビニと提携した「ローソン・プラス・トークス(LAWSON+toks)」と名付けられた“駅型コンビニ”して営業。

小型の駅型コンビニは「ローソン・プラス・トークス(LAWSON+toks)」となっている(2020年3月、菊名駅東口側)

一方、従来の対面販売スタイルの駅売店は、1990(平成2)年8月から30年以上にわたって「トークス」という名で展開されています。

今回の改装では一部のトークスを対象に6月初旬から一時的に店を閉めており、菊名駅ホーム店大倉山駅ホーム店(いずれも渋谷方面)は2日(金)から18日(日)まで休業

伊藤園カラーにラッピングされた大倉山駅ホームの売店は6月19日(月)の7時に再オープンする予定(6月12日撮影)

このほか、日吉(2店舗)や武蔵小杉(下りホーム)、都立大学、代官山などの各駅で最大20日程度の休業期間が設けられています。

東急ストアによると、今回の改装は、東急ストアで扱っている商品類を駅売店に導入したり、物流システムを統合したりするためだといいます。

大倉山駅の売店は渋谷方面ホームのみにあり、朝6時30分から14時30分までと営業時間は短い(2021年10月撮影)

改装後のトークスでは、東急ストア商品や惣菜類を新たに取り扱うことや、東急ポイントなどを導入していく計画がある一方、紙の新聞や雑誌類については、駅によって販売を縮小するとのことです。

2005(平成17)年にローソンと立ち上げたコンパクトな駅型コンビニに続き、令和時代は“東急ストア流”の駅売店が東急沿線でスタンダードとなっていくのかもしれません。

菊名駅の渋谷方面ホームにある売店も6月19日(月)7時に再オープンを予定している(6月12日撮影)

【関連記事】

・【過去記事】利便性高まる「菊名駅」、駅そば・ファミレス・中華チェーンが相次ぎ出店へ(2020年3月17日、改札外の売店は「LAWSON+toks」になった)

・【過去記事】菊名駅の東急改札横とJRホーム売店が相次ぎ閉鎖、改良工事の進展で(2016年9月30日、かつては横浜線ホーム上にも売店があった)

【参考リンク】

東急ストア「toks(駅売店)」店舗一覧(菊名駅、大倉山駅、日吉駅など)

東急ストア「LAWSON+toks(駅型コンビニ)」店舗一覧(菊名駅改札外、綱島駅など)