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横浜の交通拠点・新横浜ならではのサービスが登場しています。

新横浜駅近くから成田空港間など片道利用に特化した割安なレンタカー「カタレン」で、新たに「新横浜~名古屋間」の新たなサービスが今月(2023年)6月3日から始まりました。

カタレンは、決められた区間の片道利用に限定したレンタカーで、2020年に設立されたベンチャー企業のPathfinder(パスファインダー)株式会社(東京都板橋区)が運営。

Pathfinder(パスファインダー)が運営する片道レンタカー「カタレン」の公式サイト

レンタカーは基本的に借りた場所(営業所)へ返却することが必要で、もし目的地までの片道だけに使いたい場合は別に「乗り捨て料金」を支払うことになります。これは乗り捨てられた車両を貸し出した元の場所まで回送するコストがかかるためです。

この“回送”部分をレンタカーとして割安で貸し出しているのがカタレンで、2021年の冬から片道利用のニーズが多い東京都心部と成田空港間でサービスの実証実験を開始。

利用者にもレンタカー会社にもメリットのある仕組みとし、割安な料金を実現した(「カタレン」の公式サイトより)

全国で「ニコニコレンタカー」をフランチャイズ展開する株式会社MIC(ミック、都筑区仲町台1)と連携していることから、同社直営のニコニコレンタカー新横浜駅店(篠原町、駅篠原口から徒歩約6分)も貸出や返却の拠点の一つとなっています。

新横浜からのサービスは、成田空港名古屋までの2カ所に設定。

車の予約は会員登録のうえ「LINE」を通じて行い、車の鍵は解錠アプリを使って開けて利用。返却は目的地内の決められた駐車スペースで行います。いずれも24時間いつでも可能。

利用料金は、新横浜から成田空港まで使用する場合、12時間以内・ガソリン代込みで8700円から。

新横浜~成田間の片道レンタカーは割引キャンペーンも行っている(「カタレン」の公式サイトより)

今月6月3日に始まった新横浜から名古屋までの場合は、時間制で10時間まで5000円、16時間まで8000円などとなっており、こちらは別途ガソリン代が必要です。

運営会社によると、旅行や帰省時など荷物が多い場合などに使われるケースが目立っており、新横浜からの利用者は東京・渋谷の拠点に次いで多いといいます。特に長期間の旅行であっても、期間中ずっと借り続けなくてもよい点もメリットとなっているようです。

現在は実証実験という位置付けでサービスが提供されており、今後さらに使い勝手の良さを追求し、新たな目的地も追加していきたいとのことです。

【参考リンク】

片道レンタカー「カタレン」の公式サイト(新横浜から成田空港・名古屋へ利用可能、Pathfinde株式会社)

池袋・渋谷・新横浜~成田空港の片道乗り捨てレンタカーの案内ページ(Pathfinde株式会社)