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横浜線とも関係の深い「根岸線」が全通から半世紀を迎え、記念企画が始まります。

JR横浜支社は「根岸線」(横浜駅~桜木町駅~大船駅、約22キロ)の全線開通から今年(2023年)4月9日で50年を迎え、記念企画の第一弾としてあす4月28日(金)から6月末までデジタルスタンプラリーを行います。

根岸線全通50周年を知らせるポスターとホーロー駅名標のレプリカ(4月26日、磯子区の新杉田駅)

根岸線は、桜木町駅と磯子駅(磯子区)間が1964(昭和39)年に開業したのを皮切りに、1970(昭和45)年には洋光台駅(同)まで伸び、1973(昭和48)年4月9日大船駅(鎌倉市、駅の一部は栄区)まで全通しました。

列車は「京浜東北・根岸線」という通称で京浜東北線と一体的に運行され、大船駅から東京都心部を通って埼玉県の大宮駅まで直通で往来を可能とするほか、横浜線の列車も一部は大船駅まで乗り入れています。

大船駅の根岸線ホーム案内板には「横浜線」の「新横浜・町田・八王子方面」との記載も見られる(2021年7月)

大船駅まで全通したのは1973(昭和48)年と比較的新しく、金沢区出身のシンガーソングライターで、横浜中心部の学校に通った小田和正さん(元オフコース)は、自らの青少年期を歌った「my home town(マイホームタウン)」(1993年発表)という作品に「できたばかりの根岸線で、君に出会った」といった歌詞を盛り込んでいます。

横浜市南部の磯子区、港南区、栄区の住宅街居住者には欠かせない路線となっている(2022年11月、磯子駅)

今回の50周年記念企画では、懐かしいホーロー駅名標のレプリカを沿線各駅に掲出したり、記念ポスターを制作したりするほか、4月28日(金)からは「根岸線全線開通50周年デジタルスタンプラリー」を開始。

同スタンプラリーは、観光向けアプリ「スポットツアー(SpotTour)」を使って根岸線の全12駅でデジタルスタンプを集める内容で、全駅で集めた場合は先着5000人にホーロー駅名標をデザインした「オリジナル一筆箋(ミニ便箋)」がプレゼントされるとのことです。

「根岸線全線開通50周年デジタルスタンプラリー」は横浜駅でもPR中(4月26日)

また、同アプリには根岸線に関わるJR社員がおすすめする各駅の見どころも掲載されています。

桜木町や関内といった横浜市内中心部の駅以外は観光などで訪れる機会が多くはない沿線だけに、このゴールデンウイーク中に訪れてみてはいかがでしょうか。

横浜線の列車は根岸線に乗り入れている(4月26日、横浜駅)

今回の50周年企画は第一弾だといい、JR横浜支社では今後もイベントを開催していく考えです。

【関連記事】

・【過去記事】9/23(日)に小机駅と地区センターで横浜線110周年イベント、電車展示や限定弁当も(2018年9月21日、横浜線は今年で115年を迎える)

【参考リンク】

JR横浜支社「根岸線全線開通50周年記念企画を開催します」PDF、2023年4月6日)

根岸線全線開通50周年スタンプコレクション(アプリ「スポットツアー」によるデジタルスタンプラリーの詳しい案内と各駅紹介)