「大切な一票」を忘れずに――地域のボランティアが参院選での投票を呼び掛けます。
今週(2022年)7月4日(月)午前、港北区明るい選挙推進協議会(横溝和子会長)の菊名地区推進員22人が、東急東横線・JR横浜線菊名駅前(菊名7)に集合。
7月10日(日)7時から20時までおこなわれる「参議院議員選挙」への投票を呼び掛けました。
この日は、菊名北町町内会、錦が丘町内会、表谷町内会、大豆戸町内会、大倉山ハイム町内会、新横浜町内会などから推進員が集まり、選挙についての案内を記したティッシュを通行人に配布。
地区代表の横溝一則さん(新横浜町内会副会長)は、「港北公会堂(大豆戸町)やトレッサ横浜(師岡町)にも期日前投票所を設置しているので、ぜひ利用してもらえたら」と、“大切な一票”を投じる必要性を訴えます。
参加した推進員のうちの一人は、「坂の上に位置する投票所は“行きにくい”という高齢者の声も増えてきているように思います。投票率を上げるための期日前投票所の柔軟な設置や煩雑な投票方法を改善することも今後より必要になるのでは」と話していました。
区内に266人の「推進員」、投票率を上げるには
「港北区明るい選挙推進協議会」推進員は、区内各13地区の連合町内会に所属する自治会・町内会からの推薦により区から委嘱。無報酬のボランティアとして活動しているといいます。
期日前投票所の設置場所や投票場所への要望は港北区選挙管理委員会(区選管)にも多く寄せられているとのことで、区内での投票率の増減や投票動向を見据えて今後対策を講じていくとのことです。
同推進員も各地区で活動をおこない、また区選管でも区ホームページや区のSNS(ツイッター)で投票の案内を掲載したり、期日前投票所についてもアナウンスをおこなったりしています。
しかし、特に投票率が低いといわれる若者世代や、高台にあるなど投票しにくいといわれる投票所エリアに住まう人々にどのように投票をしてもらうのかといった抜本的な改革は表立って議論されていないようにも映ります。
さらなる「超少子高齢化時代」にあわせた、一人ひとりの投票行動を促す施策の工夫は“待ったなし”の状況ともいえそうです。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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・地域によって「投票率」に濃淡、8月市長選で見えた港北区内44カ所の実態(2021年10月18日)※高台にあり期日前投票所も遠い新羽小学校や岸根高校、城郷地区の投票率の低さが目立っている
【参考リンク】
・港北区「第26回参議院議員通常選挙について」(期日前投票所の案内など)※各区の期日前投票所一覧はこちら
・神奈川県「令和4年執行 第26回参議院議員通常選挙」(選挙公報や候補者情報など)
・新型コロナウイルス感染症に係る特例郵便等投票制度について(神奈川県)