菊名池公園のプールを見下ろす建物で、3年ぶりの総会を開催、「コロナ禍」の先の未来に向け新年度のスタートを切りました。
篠原地区社会福祉協議会(篠原社協、加藤修港北区社会福祉協議会会長、富士塚自治会長)は、先月(2022年)5月28日(土)午後、第48回「定期総会」を開催。
菊名池公園プール(菊名1)管理事務所の2階、初夏の風が吹き抜ける「篠原地区会館」のテラスエリアで初開催、また3年ぶりとなる「総会」のひとときを、来賓などを含めた約70人が共有しました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2年間、大人数の総会を開催できずにいた同社協ですが、監事で篠原町グリーンコーポ自治会の川島武俊会長(篠原地区連合自治会・港北区連合町内会会長)のアイデアから、感染症対策での「テラス」で初めておこなうことが決定したといいます。
少し暑さも感じる天候となったものの、テラスには簡易的な屋根もあり、日差しを避けながら議事を進行。
来賓あいさつから事業報告、決算・会計監査報告や役員改選、事業計画や予算案の共有、さらには賛助会員の募集や、2021年度から2025年度までの港北区第4期地域福祉保健計画「ひっとプラン港北」、地区計画の「わがまち篠原」についての情報も共有していました。
加藤修会長は、「素晴らしい天気の中で総会をできてありがたいと思っています。このようなかたちで開催したが、この場所がこういう使い方をできるとは、幸せな場所がたくさんあるのだと感じています」と、川島会長と相談しながら3年ぶりの開催を決意したことを明かします。
区連合町内会の立場で“来賓”としてもあいさつした川島会長は、「篠原地区は社協と自治会と現場の地域の人々がかなり密接にかかわり平行して活動をおこなっていますが、地域というのは社協、自治会、消防、警察であろうと、降りてくるところは住民。学校、地区センター、ケアプラザなど、みんなの活動が一つになっていくことができれば」と、“地域が一丸となって”課題解決をおこなっていくことの大切さを訴えていました。
この日は、来賓として区社会福祉協議会(大豆戸町)に今年4月に着任した仲丸等事務局長、区福祉保健課の丹野久美課長、篠原地区の公立小中学校校長や篠原地区センター(篠原東2)に4月に着任したばかりの河村太喜(たき)館長もあいさつをおこなうなど、「地域ぐるみ」での情報の共有を試みていました。
篠原社協の「ひっとプラン」では、安全で安心して暮らせるまち「わがまち篠原」として、子育て世代の母親への支援や多様性(障害児者、LGBTなど)の理解と支援、ボランティア活動の担い手発掘も今後の方向性に新たに据えているとのこと。
特に次世代の人材確保に向けたホームページやSNSの活用も至上命題となっており、特に「いざ」という時の災害対策を見据えた郵便・電話以外の連絡手段の確保や情報受発信網の構築など、地区社協におけるIT活用も“待ったなし”の状況が続いているといえそうです。
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【参考リンク】
・篠原地区社協の紹介(港北区社会福祉協議会)
・篠原地区連合自治会の紹介(港北区連合町内会)
・第4期「ひっとプラン港北」(令和3年度~令和7年度)~第4期地域福祉保健計画(横浜市港北区)※篠原地区「わがまち篠原」へのPDFファイルへのリンクあり
・「ひっとプラン港北」を動画で解説します:【各地区計画の紹介~篠原地区~】(横浜市のYouTubeチャンネル)